妊娠中期とは、妊娠5ヶ月から7ヶ月の3か月間ことを指します。週数だと16週~27週になります。
ママの身体の変化としてはお腹の膨らみが少しずつ目立ってくるようになります。服装はワンピースなどのゆったりとしたものがおすすめです。また早い方では胎動を感じる方もいらっしゃいます。経過が順調な方は、お散歩や、マタニティヨガなどで適度な運動をするのも良い時期です。
また静脈瘤(じょうみゃくりゅう)や腰痛、便秘などのマイナートラブルに悩まされるのことも増えてくる時期でもあります。私はちょうど冬だったので特に背中の乾燥がひどく塗り薬を処方してもらっていました。
加えて妊娠5か月目からは、ママがほっと安心できる「安定期」にはいります。実際に私も1人目の時には辛かったつわりも17週目には終わり、妊娠中期以降はとても楽しいマタニティライフを過ごした記憶があります。
ちなみに性別は妊娠18週の頃に「女の子ですね」と担当医から断言してもらいました。
こちらのページでは妊娠中期の気になる症状を私の体験談も交えてお伝えさせて頂きたいと思います。
この記事のもくじ
まだまだ残る妊娠中期のつわり(吐き気)の症状
妊娠中期に入っても、つわりによる吐き気や頭痛が続いているママさんはたくさんいらっしゃいます。
実際、私も2人目&3人目は双子だったのですが、双子はつわりも2倍、と言われており、結局双子の妊娠中は出産するまでつわりは続いていました。
このように、1人目と2人目でもつわりの症状が違いますので、つわりは本当に個人差が大きく、全くつわりのない方から、出産までつわりが続く方もいらっしゃいます。
私は1人目の時も2人目、3人目の双子の時もつわりが本当に酷く、どうしてつわりのお薬がないのか、つわりのお薬を発明したら間違いなくノーベル賞ものだと、つわりがひどい時にはそんなことばかり考えていました。
今現在、つわりに効く特効薬はありませんが、人によっては「これが効いた」「あれが効いた」と言う情報はたくさんあります。私もつわり中は藁をもすがる思いで片っ端から色々試してみました。
結果、一時的にこれは良かった、と思っても、次の日同じことをしても今日は全く効かない、そんなことも多々ありました。ですので手探りではありますが、ご自分に合ったつわり対処法をぜひ見つけて下さいね。
そもそもつわりの原因は?
こんなにもつわりで苦しんでいる妊婦さんがいるのに、実はまだつわりのはっきりとした原因は分かっていません。おそらくこれが原因だろうと言う仮説止まりになっています。
一般的に言われているつわりの原因は以下のものになります。
hCGホルモンの分泌によるもの
妊娠すると、受精卵の一部よりhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンが分泌されます。このホルモンが妊娠することにより急激に増える為、身体がついていくことができずに、つわりが起こる、と言われております。しかしつわりの重さとhCGホルモンの数値が一致していないため、hCGホルモンだけがつわりの原因ではないとも考えられています。
身体の拒絶反応
妊娠は、人間の身体にとって自然なことです。しかし今までなかった受精卵を、身体の中に入ってきた「異物」として認識している、と言う説もあり、アレルギー反応の一種としてつわりの症状が発生すると言われています。
妊娠を継続させるため
妊娠を継続させ、ママの身体を安静にさせて無事に出産までたどり着かせるために、つわりの症状が出る、と言う説もあります。また吐き気や嘔吐が発生するのも、身体の中に入った悪いものを排出させるためともいわれております。
いかがでしょうか。どの説も納得できますよね。改めて妊娠、出産はとてつもなく神秘的なものだと考えさせられます。
つわりによる吐き気の対処法
それでは一体どうしたらつわりは楽になるのでしょうか。先ほども申し上げましたが、つわりに苦しむ妊婦さんはたくさんいらっしゃいますが、つわりのお薬はまだ開発されておりません。
そもそも上記でお伝えした通り、まだつわりの原因自体が解明されてないので、仕方のないことなのかもしれません。
ですのでつわりの対処法は人によってさまざまです。
今回は、実際に私が試したつわり軽減方法をご紹介したいと思います。
チョコラBBローヤル2を飲む
ネットで「つわり 軽減」などと検索していると、「チョコラBBローヤル2」がつわりに効くとの情報が!藁をもすがる思いで、お義母さんにまずは1本買ってきてもらいました。
「チョコラBBローヤル2」を飲んだ結果、確かにつわりは軽減されました!とても感動して「これがあればもうつわりなんて怖くない!」と強気になっていたのですが、日が経つにつれ、だんだん効かなくなってきます。。。しかし最初の1ヶ月ほどは私の場合かなりつわりが軽減されました。
それではなぜ「チョコラBBローヤル2」がつわりに効くのでしょうか。
そもそも「チョコラBBローヤル2」はビタミンB2やローヤルゼリーなどが配合された栄養ドリンクです。その中に、つわり軽減に効くと言われている「ビタミンB6」等のビタミンが入っており、結果つわり軽減に繋がった、と言うことになります。
また「チョコラBBローヤル2」は「妊娠中や授乳期などの栄養補助」と明記されておりますので、妊娠中や出産後に飲んでも心配いりません。
点滴に通う
つわりがはじまると、水分すら受け付けなくなる時があります。私も経験しましたが、あれは本当に生き地獄です。朝、目が覚めた瞬間から船酔い状態が続いています。だけどそんな時には無理をせずに、かかりつけの産婦人科の先生に相談すると良いです。私の担当医は「無理せずに、毎日でも点滴に通っていいからね」と言ってくれる先生だったので、ひどい時は毎日通ってました。
信頼している先生だったので、先生の顔を見るだけでも安心してつわりがちょっと治まるんですよね。不思議なものです。
つわり時の点滴の基本的な成分は
- 水分
- ぶどう糖
- 主にカリウムとクロールの電解質
- ビタミン
になります。
価格はこちらも病院によって異なりますが、1000円~2000円程度になります。水分すら受け付けられない方や、酷いおう吐の方、それ以外の方でも辛いと感じたら、1度点滴を打ってもらって下さいね。
私はもういっそのこと「つわりで入院させてくれたらいいのに」と思ってました。実際、ひどいつわりで入院される方もいらっしゃるようです。家にいて1人で何もできないでいるなら、病院にいる方が家族も安心ですよね。
自分の食べられるものを探す
つわりの症状が重い時期には、本当に何も食べられない時があります。だけど手探りで探しているうちに「これなら食べれる!」と言うものがきっとあります。何も食べられないと本当に辛いので、周りの人達の手を借りて、少しでも食べれるものを探してみましょう。
一般的につわり中でも食べられた、と言われるものは次の物になります。
- 飴
私は「三ツ矢サイダー」の飴がヒットしました。これを舐めていると本当に気持ち悪くないんです。なので1日中ずーっと舐めていました。お陰で出産前に虫歯が2本見つかり大きなお腹で歯医者に通うことになりました。
- ガム
シュガーレスのガムなら虫歯のことも気にしなくていいので安心ですね。私はフィッツのフルーツミックス味(今はもう廃盤になっているかも)、がヒットしました。ガムならどれでもOK、とならないところが悲しいのですが、根気よく色々試してみて下さいね。
- マクドナルドのポテト
これも有名ですよね。私はマクドナルドの商品ならほぼ全般OKでした。
- ハムサンド
私だけかな?からしがピリッと効いたハムサンドが美味しく感じました。
- 海鮮巻き
妊娠中に生ものは、、、と思われる妊婦さんもいらっしゃいますが、私は海鮮巻きにも助けられました。よく夜ご飯として主人に買ってきてもらってました。ちなみに海鮮巻きでお腹を壊したことは1度もありません。
- ちゃんぽん麺
こちらもラーメンなら何でもOK、ではなく、ちゃんぽん麺ならOKでした。
ずっと上記のような食生活なら問題あり、かもしれませんが、つわりは一時的なもので、加えて食べられるものも変わっていくことが多いです。昨日まではハムサンドがOKだったのに、今日はハムサンドだめだわ。。。代わりに海鮮巻きが食べられるようになった。こんな感じです。
ですので食べたいものは勇気をもって食べてみて下さい。食べられるものが見つかると、つわりも少しはマシになります。私は寝ている時と食べている時だけはつわりの辛さを忘れられました。
妊娠中期の辛い症状のめまい
朝、ベッドから立ち上がった瞬間に目が回る、またはお散歩中あるいはお買い物中に目まいが。。。こんな症状ありませんか?私は妊娠前から立ちくらみがひどく、血液検査ではいつも「貧血」「低血圧」と診断されていました。
妊娠中はママの身体からたくさんの血液がお腹の中の赤ちゃんへ流れていきます。元々貧血気味ではない方でも、妊娠初期、中期、後期のそれぞれ血液検査で、貧血と診断される方も多くいらっしゃいます。
私も2回の妊娠中、2回とも鉄剤を処方されて飲んでいました。鉄剤を飲むことで、貧血やめまいはもちろん、朝、すっきり起きられるようになったり、頭痛がマシになったりもするので、気になる方は一度担当医に相談してみて下さいね。
また自分でできるめまいや貧血対策として、プルーンを食べたり、葉酸サプリを飲んだりもおすすめです。
仕事中の吐き気の乗り越え方
つわりが続いている妊婦さんにとって、外に働きに出る、と言うのは大変なことですよね。つわりを経験したことのない方には、なかなか理解してもらえない現状も加わり、余計に辛い思いをする妊婦さんもいらっしゃいます。
実際に私も1人目の妊娠発覚時は働いておりました。
しかし早くも妊娠5週からつわりがはじまり、数日間はだましだまし出勤していましたが、妊娠6週頃には起き上がれない程のつわりに苦しむようになっておりましたので、妊娠6週からは1度も出勤できないまま、退社になってしまいました。
私のように、退社まで行かなくても、つわりで仕事を休んでしまう妊婦さんは多くいらっしゃいます。つわりの重さは本当に個人差が大きいので、「この症状が出たら仕事を休んでも良い」と言う基準はありません。
ただし、水も飲めない、起き上がれないような症状の場合は、思い切って仕事を休んで下さい。またそこまで行かなくても、自分の身体と相談して決して無理はしないで下さいね。
今の時期、赤ちゃんを守ってあげられるのはお母さんだけですので。そのことだけは忘れないで下さい。
またつわりの症状によっては、医師より診断書を出してもらえる場合もあります。診断書があればより休みを取りやすいかと思いますので、つわりで悩む働く妊婦さんは、1度医師に相談してみるもの良いでしょう。
気になる妊娠中期の出血は大丈夫?
冒頭でもお話しさせて頂きましたが、妊娠中期は一般的に安定期と言われております。安定期に入れば安心、と思われているママさんも多くいらっしゃるかと思いますが、実はこの時期の出血は珍しいものではありません。
妊娠中期の出血の原因
妊娠中期の出血の原因として考えられるのは、主に下記の4つになります。
切迫流産・切迫早産
妊娠は維持しているけれども、流産や早産の可能性が高くなっていることを「切迫流産」「切迫早産」と言います。妊娠21週目までに「切迫流産」と診断されてしまった妊婦さんはでも、赤ちゃんの心音(心臓の音)がしっかりしていれば、あまり心配はいりません。しかし担当医の診察はしっかりと受けて、できるだけ安静に過ごすように心がけて下さいね。
また、妊娠36週までに産まれてしまいそうになることを「切迫早産」と言います。「切迫早産」の場合は、出血と同時にお腹の張りを感じるママさんもいらっしゃいます。もし定期的にお腹の張りを感じる時や、横になって安静にしている場合でもお腹の張りが続く場合には、「切迫早産」の可能性がありますので、すぐにかかりつけの病院に連絡して下さい。
子宮頚管ポリープの出血
子宮頚管とは、子宮の入り口付近のことを言います。この子宮頚管に小さなできもの(ポリープ)ができることがあり、内診や性行為などの刺激により出血してしまうことがあります。
またポリープと聞くと癌を心配する妊婦さんもいらっしゃいますが、多くの場合は癌化せずにそのままか、自然に取れてしまいます。心配であれば一度担当医に診てもらうようにしましょう。
子宮頸部びらん
なんだか難しそうな名前ですね。「びらん」とは「ただれ」のことを指します。しかし実際には子宮頸部がただれている訳ではなく、子宮頸部の粘膜が赤くなっている状態のことを指します。
自覚のある人はほとんどいらっしゃらないようですが、驚く事に生理のある約70%の女性の方に、子宮頸部びらんが見られる、とのことです。
特に妊娠中は膣の中が充血している為、内診や性行為の刺激により出血することがありますが、この場合の出血は心配いりません。
前置胎盤(ぜんちたいばん)
胎盤は子宮の上の方に付いているのが正常な位置になりますが、子宮の下の方や入口辺りに胎盤が出来上がってしまい、子宮口をふさいでしまうような形になっていることもあります。
このような状態を「前置胎盤」と言います。前置胎盤の場合は、出血する可能性が高く、場合によっては大量出血の可能性もあります。痛みはないことの方が多いですが、エコーによる診察で胎盤の位置は分かりますので、「前置胎盤」と言われている方は、突然の大量出血で驚いてしまう方もいらっしゃいますが、落ち着いてすぐに病院に行くようにして下さい。
ちなみに私も前置胎盤でしたが、妊娠中は一度も出血することなく出産することができました。
そして一言で出血と言っても、色んな出血がありますよね。次は出血の種類についてお話ししたいと思います。
茶色い出血の場合
茶色、茶褐色の出血は、新しい血ではなく、数日前に出血した「古い血」が出てきたものと思われます。
出血量が少ない場合は次の検診時に担当医に相談することで問題ありませんが、出血が続くようであれば、一度かかりつけの病院に電話して相談してみて下さいね。
ピンクの出血の場合
おりものに混ざってピンク色の少量出血が出たのであれば、それほど心配する必要はありません。
ただこちらも長く続くようであれば、前置胎盤などによる出血の可能性が高くなってきますので、一度担当医に相談するようにしましょう。
鮮血の出血の場合
先ほどお話しした茶褐色の出血とは反対で、鮮血の場合は「新しい血」が出血していることになります。
鮮血の場合は、お腹の中でなんらかのトラブルが起きている可能性が高まりますので、すぐに病院に連絡をして担当医からの指示を仰いで下さい。
塊の出血の場合
妊娠中、あるいは妊娠中でなくても血の塊が出て来たらびっくりしてしまいますよね。
塊が出る原因としては、子宮内の内膜や粘膜が血と一緒に出てくる状態になります。血の塊が出た場合は、少量の場合でもすぐに病院に連絡をして担当医からの指示を仰ぐようにして下さい。
腹痛を伴う出血
こちらも少し心配な症状になります。
腹痛を伴ったりお腹の張りを伴う出血の場合もすぐに病院に連絡をし、担当医からの指示を仰ぐようにしましょう。
すぐに病院に連絡をした方が良い出血の症状
上記ではいろいろな出血のパターンをお伝えしましたが、下記のような出血の場合にはすぐに病院に連絡するようにして下さい。
- 鮮血出血や塊の出血
- 腹痛やお腹の張りを伴う出血
- 出血量の多い場合
私は妊娠初期の頃に少しだけ出血をしたことがあります。今思えば着床出血だったのかな、と思うのですが、当時は不安で不安で先生に診てもらいたく電話をしました。
すると先生からは「今は安静にしておいた方がいいから、病院には来ないで自宅で安静にしておいてください。病院に来てもこの時期は何もできないからね。出血が続くようであればまた電話して下さいね」と言われたことがあります。
ですので出血→すぐに病院に行かないと!と思いがちですが、安静にしておいた方が良い場合もありますので、まずはあせる気持ちをぐっと抑えて落ち着いて、一度病院に連絡するようにしましょう。
妊娠中期の辛い腰痛
妊娠中期になるとお腹も少しずつ膨らみはじめます。その為に、腰に負担がいき腰痛を引き起こす方も少なくありません。実際に私も妊娠中は腰痛に悩まされておりました。
妊娠中はどうしても運動不足になりがちです。症状が悪化して、夜、腰が痛くて眠れない、腰が痛くて日常生活に支障が出て来てしまう、そうなる前に、腰痛対策をしてなるべく快適なマタニティライフを過ごせるように心がけましょう。
妊娠中期の腰痛の原因
妊娠中期の腰痛の原因は、主にホルモンバランスの変化により骨盤がゆがみやすくなってしまうためです。加えてお腹が大きくなることで、お腹を支える為に腰が反るような体制になり、結果姿勢が悪くなってしまうことも原因の1つになります。
女性の身体は妊娠すると、妊娠初期の頃から女性ホルモンの1つである「リラキシン」が分泌されるようになります。「リラキシン」は出産準備として赤ちゃんが産道を通りやすくなるよに、骨盤の靭帯を緩める作用があります。
加えてこの「リラキシン」の影響により、腰の左右の骨盤を繋いでいる「鎖骨結合」と呼ばれるところまで緩めてしまい、結果的に身体を支える力がどうしても弱くなってしまい腰痛へと繋がってしまうのです。
妊娠中の腰痛対策
妊娠中の腰痛対策ですが、まずは日々の生活の中でもできるだけ良い姿勢を保つように心がけましょう。私もよく子供に注意されるのですが、まず足は組まない。姿勢よくしようと心がけるだけでも、適度筋力が付き、腰痛対策になります。
妊娠中にできる腰痛対策
- 日々の姿勢を良くする
- 適度な散歩や運動、マタニティヨガなどを行う
- お風呂にゆっくり入って血流を良くする
また妊婦さんもつかえる補正下着を付けることで、骨盤を支えることができます。
妊娠中の腰痛対策にはトコちゃんベルトがおすすめ
とても有名なベルトですね。私も持っています。トコちゃんベルトを付けることにより、腰痛対策になるのはもちろん、赤ちゃんを正常な位置に戻してあげる機能も付いておりますので、とてもおすすめです。
また産後もそのまま使えるトコちゃんベルトもあります。産後は骨盤が開きっぱなしになってしまいますので、ぜひ産後もトコちゃんベルトを使って、開いてしまった骨盤をしっかりと締めてあげましょう。お尻をキュッと引き締める効果もあります。
お腹が出てくると気になるのが「妊娠線」の事。出産後も綺麗でいたい女性のためのケア方法と妊娠線のメカニズムについては『妊娠線クリームを使ったママたちの本音』の記事でまとめています。
妊娠中、腰が痛くて眠れない方の寝方
妊娠中は夜の寝方次第で腰痛が悪化してしまう場合もあります。ですのでなるべく腰に負担を掛けない方法で横になるようにしましょう。
腰に負担を掛けないおすすめの寝方は横になって寝る方法です。すでに腰が痛い妊婦さんは、痛い方の腰が上にくるようにして横になって下さいね。なるべく腰の痛い部分に負担をかけないようにするのがポイントです。
お腹が大きくなるにつれ、もう仰向けでは息苦しくて眠れなくなってくると思います。私が妊娠中によくしたのは「シムス体位」と言う眠り方です。
「シムス体位」の基本
- 身体の左側を下にして横になる。
- 下にある足(左足)はまっすぐに伸ばす。
- 右足は太ももの付け根から曲げて、ひざも曲げる。
- お腹を圧迫しない程度に、少しだけうつむき加減で身体をかぶせる。
ベストポジションを見つけるまでは、私は少し時間を要しました。だけど自分のベストポジションを見つけてからは、この寝方が本当に楽でした。また枕やクッションを足の間にはさんだり(安心しますよね。笑)お腹や背中に置いたりしても尚良いです。
またずっと左側を下にしていると、しびれてしまったりする場合もありますので、その場合は体制を変えてみたり、右側を下にしても構いません。ただ右側を下にして眠ってしまうと静脈や静脈付近のリンパが圧迫され、寝苦しくなることがありますので、その場合はまた体制を変えてみて下さいね。
赤ちゃんが産まれるとママの睡眠時間はぐっと減ってしまいますので、妊娠中はなるべくご自分が心地よいと感じられる寝方で寝るように心がけて下さい。
妊娠中、歩けない程の腰痛の場合。がまんは禁物
歩けない程の腰痛の場合には担当医に相談して下さい。
また自分でできる腰痛対策としては
- 暖かいお風呂に入って血行を良くする。
- ショウガなどの身体を暖める食材を積極的に摂取する。
- トコちゃんベルトなど妊娠中でも使える骨盤ベルトで骨盤を支える。
私も1度だけ歩けない程の腰痛を体験したことがありますが、腰痛が悪化している時にはストレッチや体操はしてはいけないんですね。ですので、なるべくそうなる前に、日々の生活でできる腰痛対策をするように心がけて下さいね。
赤ちゃんに影響はない?妊娠中期の下痢
妊娠中は便秘に悩まされたり、便秘が良くなったと思ったら次は下痢に悩まされたりと様々なマイナートラブルがあります。
私も妊娠中、便秘と下痢に悩まされた1人です。便秘も下痢もどちらも妊娠中は辛いですが、下痢は流産しないの?と少し心配になりますよね。
心配な妊娠中期の下痢の原因や流産の危険性などについてまとめておきます。
妊娠中期の下痢の原因
考えられる妊娠中期の下痢の原因はホルモンバランスが関係しているようです。
妊娠すると「プロゲステロン」と言う妊娠を継続させるためのホルモンが分泌されます。このホルモンが増えることで、女性の身体は妊娠前と比べて体質や体調が変化することが多くあります。
妊娠中期に起こる下痢もその変化の1つです。私はカレーや焼き肉を食べた後は必ずと言っていい程下痢になりました。(汚くてすみません)後、食べ過ぎた後によく下痢になっていました。
流産の心配は?
下痢のせいで流産してしまう可能性はほとんどありません。
ただし以下の場合は担当医からの指示を仰いで下さい。
- 出血を伴う下痢
- お腹の張り伴う下痢
- お腹の痛みを伴う水下痢
- おう吐を伴う下痢
下痢の症状だけでなく、明らかに体調がおかしいと思ったら必ず病院の先生に相談するようにしてください。
下痢がなかなか治らず続く場合は担当医に連絡
妊娠していない場合には、市販のお薬を飲んでお腹の調子を整えることができますが、妊娠中はそうもいきません。
下痢が2~3日続くような場合は、必ず病院に連絡し、担当医からの指示を仰いで下さい。
またお腹を暖めると、お腹の痛みや下痢も少しはマシになりますので、ぜひ試してみて下さいね。
下痢をしている時の食事
下痢が続いている時には、消化の良いものを食べるようにしてください。野菜を煮込んだスープやお味噌汁も体を温めてくれるのでおすすめです。
おかゆやおじや
たまごとおねぎだけのものなどできるだけシンプルなものにしましょう。またキノコ類は消化が悪いので入れないようにしましょう。
ヨーグルト
下痢の時にヨーグルト?とびっくりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、ヨーグルトには腸内環境を整えるのにとても効果的です。実際に私も下痢の時に、担当医からヨーグルトを勧められました。同じ乳製品でも牛乳は×です。
温野菜
お野菜を茹でたり蒸したりして食べる温野菜もおすすめです。味付けは薄味を心がけてよく噛んで食べるようにして下さい。
リンゴジュース
りんごには整腸作用があるので、下痢が続いているときの水分補給として飲んでいました。100%のものがおすすめです。
まとめ 妊娠中期の頃は様々な体調変化がありますが慌てずに対応を
妊娠中期はお腹の中の赤ちゃんがママの声やホルモンなどから、ママの精神状態を感じ取ると言われています。
なるべくリラックスできるように心がけて、ぜひお腹の中の赤ちゃんに話しかけてあげて下さいね。
またおりものが増える時期でもありますので、下着やおりものシートをこまめにとりかえるなどして清潔を心がけましょう。足のむくみも指摘されやすい時期ですので、食事の塩分は控えめにして、ぜひ素敵なマタニティライフをお過ごし下さい。
おすすめ
妊娠中であっても、栄養補給のためにサプリメントの摂取をおすすめします。
ただし、体が必要としている栄養成分の量は時期によって変化しているので、その時に体が必要としている栄養を取り入れるようにしてください。
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妊娠したいと思ったら準備しよう!ためになる妊活コラム集
これから妊娠したいと考えている人、不妊で苦しんでいる人に向けて、妊活に役立つ知識をコラム形式で掲載し ...
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