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妊活・妊娠コラム

【コラム】母乳育児との上手な付き合い方‐メリットやリスクのおさらい

更新日:

母乳育児を成功させるために心がけること

こんにちは。
子宝ちゃんねるのライターのぞみです。

赤ちゃんが産まれたらできることなら母乳で育てたい。

そう思っているお母さんはたくさんいらっしゃることかと思います。

私は3人子どもがいますが、3人共母乳で育てました。
そんな私の体験談も含めて、母乳育児のメリットやデメリット、食事のことや悩みなど、詳しくお話ししていきたいと思っております。

誰でも最初は色んなことが初めてで、不安になるものです。
その不安を少しでも解消できればと思い、こちらの記事を執筆させていただきます。

授乳生活に迷った際には、ぜひこちらのページを覗きにきて下さいね。
母乳育児に悩む、1人でも多くの方の参考になりますように。

この記事のもくじ

母乳で育てるためにできること

妊娠中のママのおよそ90%が「赤ちゃんが産まれたら母乳で育てたい」と思っています。
しかし産後、実際に母乳で育てられる方はおよそ60%になるそうです。

母乳育児を諦めた原因

それでは一体なぜ、母乳で育てたいと思っていたにも関わらず、母乳で育てることができなかったのでしょうか。

理由としては

  • 母乳が出なかった。または出にくかった
  • 赤ちゃんの入院やママの病気
  • 乳頭が切れて痛くてあげられなかった
  • 仕事復帰のため
  • 乳頭が扁平(へんぺい)だったため

この辺りが多く見受けられました。

上記のような母乳育児にハンデのあるママには、妊娠中、あるいは出産直後から適切なサポートを受けることで母乳育児を実践できる方も多くいらっしゃいます。

ですのでぜひ、できることなら妊娠中から、出産後であっても今から母乳育児について積極的にサポートしてくれる施設があることを知って頂きたいと思います。

そしてママ自身も母乳育児について前向きに考えて頂きたいです。

母乳育児を実践するには周りのサポートも大切

母乳育児は、ママ自身が母乳に対する知識を深めたり努力をすることももちろん大切ですが、出産する産院が産後、母子同室でなかったり、退院後に相談する母乳外来がない等の場合の、サポート体制が整っていないのが原因であることも問題視されています。

また、「母乳育児でなければ母親失格」と、母乳が思うように出ないで悩んでいるお母さんを精神的に追い詰める周りの声も気になるところです。

実際に私もお義母さんより、「おっぱい足りてないんじゃない?」と会うたびに言われておりました。
「出てますよ」とお伝えしても、また次会った時には、同じ言葉を言われて、「これじゃあストレスで出るもんも出んくなるわー!」とよく心の中で叫んでいたものです。笑

悔しいことに「ほーら、こんなに出ているんですよ」と見せるわけにもいきません。
だけど私の場合は幸いおっぱいがたくさん出ていて、一緒に検診に着いてきたお義母さんが、長女の体重の増え方に太鼓判を押されたことで、もう上記の言葉を発することはなくなりました。

今から思うとお義母さんは、孫を心配する余りに出た言葉なのでしょう。
ただ言われた方としては、「おっぱいが出ていない」→「母親失格」と言われているような気持ちになってしまいますよね。
特に一番最初の子どもの時は私自身も母乳育児は手探り状態でした。
がんばっている中でそんな事をいわれた日には、本当に泣きたくなるほど悔しくなる気持ちになることも正直たくさんありました。

なのでおすすめなのが、まずは「聞き流す」こと。
それが無理なら「おっぱいが出ていないと言われると、ストレスやプレッシャーで余計に出なくなると産院でも言われているので、言わないでください」とはっきりと伝えてあげて下さい。
きっとお義母さんも悪意があって言っている訳ではないのでそれで気が付いてくれるでしょう。
上記2つができない場合orそれでも言ってくるお姑さんには、少しの間距離を置いた方がいいかと思います。(私はそうしました)

母乳育児を前向きにがんばっているママたちがなるべくストレスを感じることなく、母乳育児を楽しんで実践できるようになればいいな、と心から願います。

まずは妊娠中から産後までトータルにサポートしてくれる産院選びを

現在通っている産院が母乳育児に力をいれているかどうかは、下記のチェックポイントを参考にして下さい。

  • 妊娠中から母乳の指導がある
  • 出産直後から母乳を与えることができる
  • 出産直後から母子同室である
  • 赤ちゃんが欲しがる時に与える「自立授乳」ができる
  • 助産師さんから母乳育児について親身な指導を受けることができる
  • 退院後も母乳外来を受けられる

妊娠中から入院中、そして退院後までトータルにママと赤ちゃんに寄り添い母乳のケアやアドバイスをしてくれる産院や助産師外来があれば、母乳育児はよりスムーズに軌道に乗ることができます。

実際に私が出産した産院は、個人病院でしたがとても母乳育児に熱心な産院でした。
妊娠中からおっぱいの状態を助産師さんが見て下さり、妊娠後期に入ると痛い位のマッサージをして下さいました。笑
今となっては笑い話でしたが、本当に痛かったです。
しかしそのお陰もあり、私の母乳育児は産後、とてもスムーズにはじめることができました。

また両親学級などでも母乳育児についての詳しい説明があるので、パパにも母乳育児について知ってもらうことができます。

母乳育児を成功させるための10箇条

ユニセフ・WHOによる共同声明では「母乳育児を成功させるための10箇条」があります。
とっても良いことが書かれていますので、ご紹介したいと思います。

  1. 母乳育児の方針を全ての医療従事者に確認できるようにすること
  2. すべての医療従事者に母乳育児を実行するために必要な知識と技術を教えること
  3. 全ての妊婦に母乳で育てる利点とその方法をよく知らせること
  4. 母親が出産後30分以内に、母乳を与えられるように援助すること
  5. 母乳の飲ませ方を母親に具体的に指導し、もし赤ちゃんと離れることがあっても、乳汁の分泌を維持する方法を教えること
  6. 医学的に必要でない限り、母乳以外の栄養や水分を与えないようにすること
  7. 赤ちゃんと母親が終日一緒にいられるように母子同室を実行すること
  8. 赤ちゃんが欲しがるときはいつでも母乳を飲ませられるようにすること
  9. 母乳育児の赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えない事
  10. 母乳育児のための支援グループづくりを助け、母親にそれらを紹介すること

参考:日本WHO協会

これらは産院向けの言葉になりますので、しっくりこない言葉もあるかもしれませんが、どうぞ参考にしてみて下さい。

産後は、多くのママは実母さんや私のようにお義母さんに手伝いに来てもらうことが多くなるでしょう。
産後のお手伝いは本当にありがたいものです。
ただその代わりに、私達親世代の子育て法VS現在の子育て法のはざまで悩まれるママさんが多くいらっしゃるのも現実です。

実母であれば、「今と昔は違うのよ!」と強く言えたりもしますが、お義母さんとなると手伝いに来てもらっている手前もあり、なかなかはっきりは言えないんですよね。

そして私達親世代方達は何かとミルクや白湯、果汁などをあげたがります。
それは私達が赤ちゃんの頃はそうして育てていたせいだと思います。
ただその頃と今の育児ははっきり言って違います。

現在は赤ちゃんには離乳食がはじまるまでは母乳だけで十分と言われています。
おっぱいがきちんと出ているのに、下手にミルク等を飲ませてしまうと、赤ちゃんはそれでお腹がふくれてしまい、おっぱいが必要なくなってしまいます。
赤ちゃんが吸ってくれない→おっぱいも生産されなくなる(または後に紹介する乳腺炎になってしまう)と悪循環になってしまうので、ミルクなどを足したがるお母さん世代には注意が必要です。
果汁も現在は、生後半年以内の赤ちゃんからすると甘すぎるので、虫歯の原因になったり、おっぱいを飲まなくなってしまうこともあるので、特に与える必要はないとされています。

お風呂上りにもよく「白湯をあげないとねー」と言われましたが、お風呂上りにはお風呂あがり用のいいおっぱいが出るのです。
すごくないですか?何も味もない白湯よりも、ほんのり甘くてさっぱりとしたお風呂あがり用のおっぱいの方が赤ちゃんもきっとおいしくてごくごく飲んでくれるでしょう。

なのでお母さん世代の声は気にしないで、迷うことがあったら同世代のママ友達や、産院や助産師さんに相談することをおすすめします。

母乳育児の為に妊娠中からできること

母乳育児をスムーズにはじめる為には、妊娠中から心と体の準備が大切です。
乳汁とはどのように分泌するのか、母乳は赤ちゃんにとってどのようなメリットがあるのかなどを知っておくことで、出産後の授乳タイムがきっと楽しみになることでしょう。

産まれてくる赤ちゃんの為におっぱいは大きく、重くなります

妊娠した時から授乳期にかけて、おっぱいは劇的な変化をします。
妊娠中にブラジャーのサイズが1~2カップ程大きくなるプレママさんが多くいらっしゃいます。
そして産後はさらにもう1カップ程大きくなる方もいらっしゃいます。

実際に私も授乳期はおっぱいが大きくなりすぎて、ブラジャーはもちろん、妊娠前に着ていた服は着られなくなったものがほとんどでした。

乳房の重みは妊娠前よりもおよそ500g程増加します。
そして乳房が大きくなることにより、かゆみや痛みなどの不快な症状に悩まされる方もいらっしゃいます。
その場合は担当医や助産師さんに相談してみて下さいね。

まずは乳頭のカタチや大きさを見てみましょう

まず最初に、どんな乳頭でもきちんとお手入れをしてあげることで、ほとんどの場合が吸えるようになります。

安定期に入ったら、お風呂上りなどのタイミングでご自身の乳頭をチェックしてみましょう。
人間、1人1人顔が違うように、乳頭も大きさや形が違います。

中には陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)の方や扁平乳頭(へんぺいにゅうとう)の方もいらっしゃるでしょう。
しかしママの乳頭は赤ちゃんにとっては唯一のものです。
ですので他のママさんと比べたり、母乳で育てること自体をためらう必要はありません。
しっかりとケアして赤ちゃんんにとって最適なおっぱいに仕上げてあげて下さいね。

乳頭のタイプ一覧

普通

長さがおよそ0.8~1cmくらいの乳頭のことを指します。
赤ちゃんにとって最も飲みやすいサイズになります。
乳頭+乳輪部分を整えてあげることで、比較的スムーズに母乳育児をはじめることができます。

小さめ

乳頭が普通のサイズよりも小さめで、乳頭の長さがおよそ5~7mm程度になります。
赤ちゃんが舌をからめにくいことがありますが、乳輪部分を柔らかくすることで、上手く吸いつけるようになります。

大きめ

長さがおよそ1.1cm以上の乳頭になります。
赤ちゃんが乳輪部分まで口に含みづらいことがあります。
乳頭+乳輪部分を柔らかくし、根気強く吸わせることで、大きさに慣れてもらうことをおすすめします。

扁平

乳頭は乳房の表面に出ていますが、ほとんどでっぱりのない平らなタイプになります。
赤ちゃんにとっては吸いにくい乳頭ですが、吸ってもらっているうちに乳頭のカタチが変わって来る場合が多いので根気強く吸ってもらうことが大切です。

陥没

乳房の中に乳頭が入り込んでしまっているタイプになります。
外からの刺激を受けていないために皮膚が弱くて切れやすい場合もあります。
妊娠中から乳頭吸引機などを使用してケアしてあげることが大切です。

赤ちゃんが吸いやすい乳頭+乳輪部分を作ってあげましょう

産まれてすぐに赤ちゃんは「吸啜反射」(きゅうてつはんしゃ)と言って、ママの乳頭に自然に吸い付く能力があります。
しかし乳頭や乳輪部分が固いと、赤ちゃんは上手にママのおっぱいを吸うことができません。

妊娠中から乳頭や乳輪部分をマッサージしておくことで、赤ちゃんが吸いやすい弾力性のある乳頭にしてあげることができます。
加えて長い間下着によって保護されていた乳頭を、赤ちゃんの強い吸引に耐えられるよう、強くすることもできます。

そして乳頭の先には数個~数十個の乳口(おっぱいが出てくる出口)があります。
妊娠中は細菌が入らないように栓をした状態になっています。
安定期に入る妊娠20週頃から助産師さんの指導の下、マッサージをしてあげることで、この栓を取り除いて、おっぱいの出口を開けることができ結果、産後の授乳がスムーズに進めることができるようになります。

乳頭・乳輪部分のマッサージ方法

それでは乳頭・乳輪部分のマッサージ方法について詳しく書いてみたいと思います。

  1. まずは片手で乳房を支えます。
    反対側の親指と人差し指で乳輪部分の周りから大きくつまむように押さえます。
    乳輪部分をつまんだ指を少しずつずらしながら、全体をマッサージしていきます。
  2. 乳輪部分が柔らかくなってきたら、次は乳頭を押し出すように(上記で説明した栓を取るように)揉みほぐしていきます。
    こうすることで乳頭の詰まり(栓)が取ることができます。
    開通すると分泌物が出ることもあります。
  3. 全体をもみほぐすことができましたら、乳頭をつかみ引っ張ります。
    和ら無い乳頭だと乳輪部分ん尾根元からおよそ3cm近く伸びる場合もありますが、様子をみながら引っ張るようにして下さい。
    伸びの良い乳頭は赤ちゃんが吸いやすい乳頭になります。

マッサージの注意点は乳頭の先だけを刺激してしまうと、お腹が張りやすくなってしまいます。
ですので乳輪部分も含めてしっかりとマッサージするようにして下さい。

またマッサージをすることでお腹が張ってしまった場合は、マッサージを1度中止して次の日等に再度してみることをおすすめします。

陥没・扁平乳頭は妊娠中のケアが大切

陥没乳頭や扁平乳頭の場合は、妊娠中のケアがとても重要になってきます。
乳頭を刺激することで、突き出てくる乳頭であれば、乳頭をつまんで上記でお伝えした乳頭・乳輪部のマッサージをして下さい。

陥没・扁平乳頭のケア方法

妊娠16週目頃から始めて下さい。
乳頭を突き出させて乳頭の付け根部分を柔軟にするためのマッサージです。

左右の人差し指を乳頭の根元に置き、乳頭が外に突き出るように圧をかけながら指を上下、左右に動かしてみて下さい。
入浴後に左右各5~6回程度するのがおすすめです。

乳頭を刺激しても乳頭が突き出てこない場合には、下記でご紹介する「乳頭吸引器」や「ブレストシールド」などを使用して吸引します。
最初の内は1日に1~2回程度吸い出すだけでも大丈夫です。
慣れてきたら吸引機をはずす瞬間に乳頭をつまんでマッサージをしましょう。

乳頭吸引機の使い方

妊娠24週目頃からはじめることができます。
乳頭吸引器のスポイド部分を乳頭に押し当て、小刻みに吸引します。
1日に2~3回行い、1回につき5~6回吸引してみることをおすすめいたします。
注意点として、強く引っ張り過ぎると乳輪部分を痛めたり傷つけてしまうばあいがあるので、優しく行うように心がけて下さい。

また乳頭吸引機は妊娠中だけではなく、産後、赤ちゃんにおっぱいをあげる前に乳頭を引き出す際にも活躍します。
そして乳汁が溜まっているのに乳口が開いていない場合など、入管を開通させる際にも役立ちます。

ブレストシールドの使い方

こちらも妊娠24週目頃からはじめて下さい。
プレストシールドの下の部分にある穴に乳頭を入れることで、乳輪部分に一定の軽い圧力が加わります。
お椀型の部分は衣類で乳頭が圧迫されるのを防いでくれます。
1日1回、2時間程度装着することからはじめることをおすすめいたします。
慣れて来たら少しずつ装着時間を延ばして行って下さいね。

母乳育児のメリット

では、母乳育児をすることでどのようなメリットがあるのでしょうか?詳しく説明して行きたいと思います。

母乳は赤ちゃんにとっての完全栄養食品

母乳が赤ちゃんの発育や発達にとって良いことはよく知られていることと思います。
ビタミンやミネラルなどの栄養成分が、赤ちゃんにとってバランスよく含まれているからです。

しかも、その成分は赤ちゃんが成長するにつれ少しずつ変化していきます。
母乳の中のエネルギー量としてはほとんど変化はありませんが、脂肪分やたんぱく質が微妙に減っていきます。
これは驚くことに離乳食の進み具合と一致しているのです。
ママの食生活によっても多少の違いはありますが、母乳はその時々の赤ちゃんの成長にとっての完全栄養食品となります。

また1回の授乳でも成分が変化しています。
飲み始めは低脂肪であっさりとした母乳ですが、授乳が終わるころには脂肪分が増えて濃厚な味に。
例えるなら最初は前菜、そしてメインディッシュ、最後はデザートとフルコースを味わえるようなものだとお考え頂ければ分かりやすかと思います。

赤ちゃんん喉が渇いている時には低脂肪の母乳を少しだけ、そしてお腹が空いているときにはフルコースでお腹いっぱいに、と言うように、赤ちゃんのその時々で変化しています。

感染症を防ぐ因子がたくさん入っている

出産後、3~5日ごろまでにでる母乳を「初乳」と言います。
初乳以降の母乳と比べて「初乳」は粘り気があり、黄身がかっています。
初乳には無菌状態のお腹の中から外に出てきた赤ちゃんを守る為に、免疫物質がたくさん含まれているのです。

初乳はそれ以上の母乳に比べて出る量は少ないですが、初乳の中には以降の母乳の倍以上のたんぱく質が含まれています。
なぜたんぱく質が多いかと言うと、分泌型免疫グロブリンAと言う免疫物質を豊富に含んでいる為です。

分泌型免疫グロブリンAは、赤ちゃんの胃や腸、中耳や機関誌の粘膜の表面にまで広がって膜を作ります。
結果、細菌やウィルス、アレルギーの原因物質が血中に入るのを防いでくれる役割があります。

また最近よく耳にする「ラクトフェリン」も初乳に多く含まれるたんぱく質の一種になります。
ラクトフェリンは大腸菌に対して強い抵抗量を持っており、病原性大腸菌O-157には母乳育ちの小学生が感染しにくなったというデータもあります。

母乳育児は痩せる

私は長女を妊娠している時に、本来であれば8kg~10kg程度の体重増にしないといけないのに、食べづわりだったせいもあり、体重が15kgも増えてしまいました。

だけど出産後は母乳育児をしていると、体重は3ヶ月もかからずにもとに戻りました。
しかも母乳で育てているせいか、とってもお腹が減るのでたくさん食べていたにも関わらず、です。

ではなぜ授乳中は痩せるのでしょうか?

母乳育児が痩せる理由

妊娠中のお母さんの身体には、「エストロゲン」と「プロゲステロン」と言う女性ホルモンが分泌されます。
そして出産時に胎盤が排出されることにより、上記2つのホルモンの分泌が急激に少なくなります。

その代わりに、母乳を作るのに必要な「プロラクチン」と言うホルモンが増えます。
プロラクチンの主な成分は血液なんです。
なので母乳は血液と同じ成分からできているのです。びっくりですよね。

消費カロリー的には、母乳育児をしていると1日におよそ800~1000カロリーも消費するそうです。
これは赤ちゃんの月齢(年齢)によっても変わりますが、これだけのカロリーを消費しようと思うと、とてつもない運動量を強いられることになります。

ママと赤ちゃんの絆を深める

産まれてすぐの赤ちゃんが、ママの暖かい腕に抱かれながらおっぱいを吸うことは、赤ちゃんにとって最初の人間交流になります。
赤ちゃんは最初に出会ったものの感触を深く記憶します。

口にくわえた乳頭の感触やママの肌の温もり。
自分を見つめてくれるママのほほえみや語りかけなど、赤ちゃんは全身を通してママを感じ、安心感を得ることができます。

ママとの関わりの中で、赤ちゃんは人への信頼、そして人間関係の基礎をつくるといっても過言ではありません。

そしてリズミカルにおっぱいを飲む満足そうな赤ちゃんの顔を見つめることで、ママにとっても至福な時間になることは間違いありません。
母乳を与えることで、赤ちゃんへの愛情がいっそう強くなり、母親としての自覚や育児への自信も生まれてくることでしょう。

また母乳には「愛情ホルモン」とも呼ばれる「オキシトン」と言うホルモンが分泌されています。
愛情ホルモンが分泌されることにより、お母さんは赤ちゃんをより愛しく感じるようになり、お母さんと赤ちゃんの絆は深くなります。
授乳中の赤ちゃんは本当にかわいくて、ずっと見ていたい気持ちになりますよね。
それもオキシトンの効果なのかもしれません。

またオキシトンは妊娠により大きくなった子宮を、元のサイズに戻す働きもあります。
他にも乳がんや卵巣がんのリスクを減らす作用もあると言われています。

母乳育児は楽

「母乳だと楽でしょう」と授乳中はことあることに言われました。笑
はい、確かに楽でした。だけど後にお伝えすることになりますが、母乳育児にすることにより、乳腺炎になったり、外出時はお腹が空いて泣き叫ぶ赤ちゃんを抱っこしながら授乳場所を探したりと大変なこともありました。

そんなこんなもひっくるめても、やはり母乳育児は「楽」なのだと思います。

それではどのようなところが楽なのでしょうか?

手間がかからない

母乳をあげる際には道具は特に必要ありません。
ひと昔前までは赤ちゃんにおっぱいをあげる前には乳頭を消毒綿でふくように指導されていましたが、現在では母乳には殺菌プラス免疫作用があるため不要とされています。

月齢の低い赤ちゃんであれば、胃が小さいので夜中にも授乳orミルクをあげる必要があります。
ミルクをあげている赤ちゃんであれば、お母さんは夜中に起き上がってミルクを準備しなければいけません。
お湯を注いで調乳し、人肌まで冷ます必要があり、授乳するまに準備があれこれと必要になってきます。

しかし母乳であれば、夜中に台所に立つ必要はありません。
着ているTシャツなどをぺろん、とまくり上げるだけで赤ちゃんのお腹を満たしてあげることができます。
沿い乳には賛否がありますが、私は赤ちゃんに授乳をしている時には絶対に眠らないor赤ちゃんの方には絶対にもたれかからない、と心に決めて、3人共夜中は沿い乳で対応しておりました。
不思議なことに、色々と考え過ぎて眠れない日でも赤ちゃんにおっぱいをあげていると、ママも自然と眠たくなるんですよね。

外出時の持ち物が減る

ミルクをあげている赤ちゃんであれば、外出する際には

  • 哺乳瓶(長時間であれば複数必要)
  • 粉ミルク
  • お湯を入れておくための魔法瓶

最低限、これだけは必要になってきます。

だけど、母乳育児であれば、上記持ち物は必要なくなります。
授乳できるストールやケープがあれば安心ですがなくても大丈夫です。(私も準備はしたもののほとんど使いませんでした)

知り合いは「うちの子はミルクだったから、哺乳瓶の本数もあるし、外出する時間が限られてて小さい頃は本当に大変だったわ~」と話していました。

ちなみにうちの長女も外出すると、ほとんど母乳を飲んでくれなかったので、おっぱいが張って仕方ありませんでした。涙

こう言う理由で、長時間外出できない母乳育児ママもいらっしゃいます。

節約

私もこれもよく考えていた時期があります。笑
母乳育児は「ミルク代がかからないから節約になるよね~」とよく言われましたが、その分お腹がめっちゃ空きます。

なので母乳育児をすることによる、「私の食事代」と「ミルク代」はどっちが安いんだろう、と。笑
答えは個人差があるものの、やはり母乳育児の方が節約になります。
ミルクの場合は毎月のミルク代はもちろん、哺乳瓶や消毒液(あるいはレンジで消毒する器具など)、外出時には保温マグなども必要になります。

母乳育児の場合は、私は朝、昼はなるべく普通に食べて、夜をたくさん食べるようにしてました。
なぜなら夜間の授乳でお腹が空くので。
完食も朝10時頃と15時頃の2回食べてました。

授乳中は本当にお腹が空くのです。

母乳育児のデメリット

それでは次に母乳育児のデメリットをご紹介したいと思います。
「母乳育児は楽」と言われておりますが、意外に大変なことも多いのです。

乳腺炎

母乳育児のデメリットとして1番に思いつくのが、私は「乳腺炎」です。
乳腺炎とは、乳腺がパンパンに固く張ってしまう症状のことで、痛みも伴います。
熱が出ることも多くありますので、赤ちゃんを抱えての乳腺炎は本当に辛いものがあります。

乳腺炎の原因

乳腺炎には「急性うっ滞乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」の2つの種類があります。

急性うっ滞乳腺炎

乳汁がうっ滞することが原因。うっ滞した乳腺や乳管が炎症を起こし、乳房が赤くはれて痛みや熱を伴います。

化膿性乳腺炎

乳腺や乳管に細菌が感染し化膿してしまうことが原因です。患部が腫れて固いしこりになり、ずきずきとした痛みがあります。
うっ滞乳腺炎でも同じような症状が見られますが、化膿性乳腺炎はより激しい症状で、発熱は39度を超えることが多く、風邪と間違いするママさんも多くいらっしゃいます。

また化膿性乳腺炎のほとんどの場合が、赤ちゃんのお口の中にいる細菌により発症します。
通常であれば乳汁と共に細菌を赤ちゃんのお口の中に押し返していますが、乳汁の流れが悪くなることで細菌が入港から乳管に侵入し、その結果乳腺炎になってしまうのです。

乳腺炎の予防

切れたり傷ついた乳頭から細菌感染することがあるので、乳頭亀裂は早めに治療するようにしましょう。
また私が助産師さんから注意されたことは、赤ちゃんにおっぱいをあげる際には、片方を3分なら3分と決めて(だいたいで大丈夫です)必ず左右交互に何度も授乳させるようにという内容でした。

当時の私は、右だったか左だったかは忘れたのですが、どちらか片方ばかりあげていました。
その方が体制を替えることなく楽なんですよね。
ただそれだと再び乳腺炎になりやすいと指摘されたので、それ以降は3分なら3分と決めて、必ず左右交互におっぱいをあげるようにしていました。

また授乳後、乳汁の分泌が多いと感じられる場合(おっぱいの張りが感じられる場合)には軽く絞るのも乳腺炎の予防にもつながります。

乳腺炎になってしまったら

急性うっ滞乳腺炎の場合

細菌感染や化膿を起こしている訳ではないので、まずはうつ乳を解消するためにこまめに授乳することが大切です。
実際に私も助産師さんより「とにかくおっぱいを飲んでもらって!」と言われました。

炎症を起こした患部を冷やすことも大切です。
キャベツを貼ったり、すりおろしたじゃがいもに片栗粉をまぜてガーゼでくるんだりと色々方法はありますが、乳腺炎で辛い時にあまり手間なことはしたくありませんよね。

なので私の場合はケーキ屋さんなどでもらえる保冷材にガーゼをまいて授乳ブラジャーの中に入れていました。
冷たすぎると逆効果になってしまいますので、ガーゼを何重かに巻いて下さいね。
熱を持っているので保冷材はすぐに温まってしまいますので、私はおっぱいが張って赤みがある時は(乳腺炎の一歩手前の段階で)授乳の度に保冷材を交換するようにしていました。

化膿性乳腺炎

高熱や痛みがある場合には、早めに産院で診てもらうようにして下さい。
母乳外来のない産院で出産された場合には、近くの桶谷式の助産師さんを探してみることをおすすめします。

必要に応じて抗生剤や漢方薬などを処方してもらうことができます。
乳腺炎には「葛根湯」が良いとされていますので、市販の葛根湯を1箱買っておくことも合わせておすすめいたします。
葛根湯は風邪のひきはじめにも効果があり、妊娠中や授乳中でも赤ちゃんに影響がないとされている漢方薬です。

また化膿性乳腺炎にかかっていても、できるだけ授乳は続けて下さいね。
赤ちゃんにおっぱいを飲んでもらわないと、炎症が悪化してしまい、他の乳腺や乳管にも広がる恐れがあります。
急性うっ滞乳腺炎のケアと同じく患部を冷やしながら頻繁に授乳するように心がけて下さい。

おっぱいをあげ終わった後にも張りを感じる場合には、軽く搾乳して下さい。
化膿性乳腺炎にかかるとおっぱいの味が変わってしまうことが多いため(美味しくなくなります)赤ちゃんが嫌がって飲んでくれないことがあります。そのような場合にも搾乳するようにして下さいね。

私の乳腺炎の体験談

私は長女の時、生後半年頃に1度目の乳腺炎になりました。
外出時にはあまりお乳を飲んでくれない長女でしたので、胸がだんだん張ってきて、その際に知識があれば冷やしたり搾乳しりしたのですが、知識がない為にそのまま放って置いてしまいました。

しばらくすると、起き上がれない程の高熱が。
おっぱいもカチカチで岩のように固い。
調べてみると間違いなく「乳腺炎」の症状でした。
ネットで調べてみると乳腺炎は桶谷式のマッサージがよく効くとあったので、早速最寄りの桶谷式を探してみることに。

すると私の住む、こんな田舎街にも何軒かありました。
電話するともの凄く人気らしく、なかなか予約が取れません。
3件目でやっとすぐに診てもらえるところを発見することができました。

私が行った桶谷式のマッサージは、ごくごく普通のアパートの一室の中にありました。
助産師がんが1人なのに対して、患者さんは10人位おられました。(びっくり)
当時0歳だった娘も「ぜひ連れて来て下さい」とのことでしたので、娘も一緒に連れていきました。

中に入ってみると、奥のお部屋にはお布団が敷いてあって、患者さんは寝ながら施術を受けています。
私の番になると、まずは私のおっぱいの状態を見てくれました。

「よく出るおっぱいだね」と仰り、おっぱいのしこりを少しずつ解いていってくれます。
が、それが痛くて痛くて。。。だけど我慢しないと熱も下がらないし、胸の痛みも治まらないのでひたすらがまんです。

時間にしておよそ10分。
助産師さんがマッサージするとぴゅーっと勢いよくおっぱいが出て、帰る頃にはおっぱいの固さも幾分やわらかくなっていました。

乳腺炎にならない為のアドバイスとして

  • とにかく赤ちゃんにおっぱいを飲んでもらう
  • いつも同じ方向からだと、おっぱいの飲み残しが出て来てしまうので、方向を変えるて飲ませることも大事
  • しこりができてきたら、その部分に優しく圧(3本指で抑える程度)をかけながら授乳する
  • しこり部分が熱を持っていたりする場合には、少しだけ冷やしてみるのも良い(冷やし過ぎるのは×)
  • 必ず左右順番に授乳をする

この辺りでした。

結局合計3回程通院し、1回目は5000円、2回目以降は3000円程の痛い出費でしたが、自分のおっぱいの状況についてや娘の飲み方の特徴など詳しく教えてもらえたので、行っておいて本当に良かったと思っています。
実は私、行くまでは桶谷式ってなんだか宗教のような感じがして怖かったのですが、行ってみると桶谷式の助産師さんはおっぱいのスペシャリストだと心の底からリスペクトしています。笑

洋服が限られる

母乳育児をすることで、おっぱいは大きくなってしまいます。
いえ、嬉しいことなんですけどね…だけど夏場などは特に、目立つんですよね。
Tシャツなんてもう妊娠前のものは着られなくなっていました。

家に居る時はどんな服でもいいんです。
問題は外出時です。
当時の私がよく着ていたのは、シャツタイプのワンピースです。
前がボタンでしまってあるので、ボタンをはずすとすぐに授乳ができました。授乳服も何枚か購入しとても重宝しました。

母乳育児の悩み

それでは次に母乳育児の悩みについて解決法などを詳しく書いていきたいと思います。

出ない

最近では、出産が終わるとそのまま赤ちゃんをお母さんに抱っこさせたり、赤ちゃんにお母さんのおっぱいを飲ませてくれるところが増えてきました。
しかしそれだけで赤ちゃんが産まれた時からすぐにおっぱいが出てくるわけではありません。

ホルモンの働きにより、お母さんの体の中では妊娠中から母乳を出す準備は整っています。
しかし母乳が最終的に分泌されるようになるには、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことが最も重要と言えるでしょう。

出産した日は赤ちゃんもこの世界に出てきたばかりです。
最初から上手に乳頭に吸いつくことができる赤ちゃんもいらっしゃいますが、吸い付けない赤ちゃんもたくさんいます。

お母さんの乳頭の大きさに対して、赤ちゃんのお口が小さく上手に口に入らない場合もありますし、泣いてばかりの赤ちゃん、眠ってばかりの赤ちゃんと様々な赤ちゃんがいます。

お母さんも赤ちゃんもお互いに慣れていないのは当然のことですが、「おっぱい上手に飲めるようになってきたね~」などと、赤ちゃんに話しかけながら飲ませてあげるのもおすすめです。

一般的には出産後3~4日は母乳の出る量も少量です。
ですが赤ちゃんは「3日分のお弁当を水筒を持って生まれてくる」と言われている通り、生後数日間はおっぱいがなくても大丈夫なように生まれてきます。
ですのでとにかく赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらって、母乳の分泌が良くなるのを待ちましょう。
一時的に赤ちゃんの体重が減る(生理的減少)があっても問題ありません。
出産後は退院まできちんと助産師さんが赤ちゃんの様子を管理してくれているので、そう言った面でも安心ですね。

かむ

はい、私も噛まれました。それも何度も。笑
痛いんですよね、力加減が分かっていないので。
しかも噛んだ後にはなぜか「にこっ」と天使のような笑顔で笑うんですよね。
こちらもその笑顔につられて笑ってしまいそうになりますが、怖い顔で「痛いでしょ」などとやってはいけないことと伝えることが大切だそうです。

家の子は噛む時期が決まっていたので、その時期はおっぱいあげるの恐怖症になってました。

それでは赤ちゃんはなぜおっぱいを噛むのでしょうか。

  • 歯が生えてむずむずするから
  • ただ単に遊んでいる
  • おっぱいが美味しくない

この辺りの理由があるそうです。

噛まれたしまった場合には

真剣に怒る

「噛んだら痛いよ!」や噛んだらおっぱいをおしまいにするなどで、噛むことは悪いことと赤ちゃんに伝えることが大切です。

鼻をつまむ

私もやりました。
赤ちゃんの鼻を軽くつまむと、自然と口を開けてくれます。
この時にもママの笑顔は見せないことが重要になってきます。

卒乳が大変

そうですね。長女の時は大変でした。
ですが2人目、3人目の時は言う程大変でもなかったです。
きっと長女の時ほど「かわいそう」と言う気持ちがなかったからだと思います。

卒乳方法としては、卒乳を決めた数日前から「後○日でおっぱいはおしまいにしようね」ときちんとお子さんに伝えてあげることが大切です。
もしも卒乳間近でお子さんが体調を崩してしまった場合などには、卒乳の日を延長してあげることをおすすめます。

かならず赤ちゃんとお母さん、両方の体調の良い日にして下さいね。
卒乳の朝、「これでおっぱいバイバイだからいっぱい飲んでね」と話をして、最後のおっぱいタイムを満足するまで飲ませてあげて下さい。

そして私が実践したのは、最後のおっぱいタイムが終了したら、子どもに見られないようにこっそりアンパンマンの顔を書きました。
顔はなんでもいいです。そして子どもが再びおっぱいを欲しがった時には「ママのおっぱいはもうアンパンマンになっちゃったよ」と言います。
我が子は、泣いたり笑ったり触ったりと様々でしたが、結局数日間はおっぱいを欲しがりましたが無事に卒乳することができました。

要注意なのでお風呂です。
あわよくばおっぱいを飲もうとするので、お風呂の時にもアンパンマンを描いていました。笑
お母さんの心を強くもっていると、びっくりするほどあっさりおっぱいを求めなくなります。
こちらが淋しく感じるくらいに。

卒乳後はびっくりするほどよく食べるようになり、赤ちゃん→幼児になったような気がしました。
1歳1ヶ月の頃でした。

母乳育児の食事

上記でも少し触れましたがおっぱいにも「おいしいおっぱい」と「おいしくないおっぱい」があります。
皆さんはご存じでしたか?私は子どもを産むまで知らなかったです。(汗)

おいしいおっぱいとは、青白くてやや透き通って見える、さらさらしたおっぱいのことを指します。
逆においしくないおっぱいとは、甘味や塩気が強く、濃度の高い状態を赤ちゃんは「まずい」と感じるそうです。(ちょっとかわいいですね)

母乳は「白い血液」と呼ばれるように、ママの血液そのものを反映しています。
きれいな血液はサラサラしていますが、コレステロールの高い血液はドロドロしています。
ですので母乳もサラサラしている方が健康的で赤ちゃんにとってもおいしいものになるのです。

そして赤ちゃんのおっぱいの飲みが悪い時には、ぜひ搾乳してご自分で味わってみて下さい。
その時、黄身がかっていたり甘味が強い時、粘り気が多い時には、授乳前に食べたものを思い出してみましょう。
脂肪分や糖分の多い食べ物を食べていたはずです。

母乳に良い食べ物

それでは赤ちゃんにとっておいしいおっぱいを作るためには、どのような食事を心がければよいのでしょうか。
答えは「穀物と野菜をたっぷりとる食生活」になります。

簡単に言うと「昔ながらの和食」が一番です。
穀物とはお米や玄米、麦などになります。
これらはママのエネルギーの源となり、母乳を通して赤ちゃんの栄養の根源になります。

お野菜は身体を温める根菜やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれる旬のものがおすすめです。
旬のお野菜は風味も栄養価も一段と高いです。
食べ方はサラダのように生で食べるよりも、煮たり蒸し料理にしてみたりと熱を加えて食べるのがおすすめです。

熱を加えることでお野菜の量もたくさん取れますし、ママの体を温めてくれることで良い血液を作り、けっかおいしいおっぱいを作り出すこととなります。

また血液がサラサラになる食事はできることなら妊娠中から心がけることで、より効果を発揮します。
ママの食事を見直すことで、パパの健康や赤ちゃんの成長にも繋がることは間違いありません。

母乳にダメな食べ物

それでは母乳にとってだめな食べ物、控えた方が良い食べ物はどのような物なのでしょうか。

まずは、牛乳やチーズなどの乳製品、卵は食べ過ぎると入管を詰まらせたり炎症の原因となってしまいます。
また生クリームたっぷりなケーキなども、多くても1~2週間に1度程度にした方が良いでしょう。

次に身体を冷やすアイスクリームや刺激の強い香辛料のとり過ぎにも注意が必要です。
にんにくやにらなどの独特の味は母乳にも影響が出るため、赤ちゃんが飲まなくなってしまうことがあります。
ただ赤ちゃんによっては逆に食欲が進むこともあるそうです。

ちなみにうちは3人とも、私がにらやにんにくを食べても問題なくおっぱいを飲んでくれていました。
また3人とも生まれたのがちょうど夏場でしたので、私はよくバニラのアイスクリームを食べていましたが、確かに食べた直後はおっぱいが張っている感じがしましたが、すぐに赤ちゃんにおっぱいを飲んでもらい、張りは解消されました。
ただこれはあまりおすすめできるやり方ではありません。(汗)

レシピ

それでは母乳によいレシピをいくつかご紹介させて頂きたいと思います。

具だくさんの炊き込みご飯

きのこや人参、こんにゃく、鶏肉などをたっぷりといれた炊き込みごはんがおすすめです。
たくさん炊いて冷凍しておくことで、ご飯を炊く手間も省けますね。
私はよくお昼ご飯時にもこれを解凍して食べていました。

具だくさんのお味噌汁

こちらもこんにゃくや里芋、キノコ類、ニンジン、おねぎなど、好きなお野菜をたっぷり入れたお味噌汁になります。
おいしいお味噌を見つけておくことで、お味噌汁は毎日食べても飽きないでしょう。
私のおすすめは「麦みそ」です。甘味があっておいしいですよ。

たこと小松菜のパスタ

たこにはコレステロールを下げる働きがあります。
ゆでたたこと小松菜をオリーブオイル(または油)で炒めて、塩、コショウで味付けするだけで十分おいしいパスタのできあがりです。

鮭とほうれん草の卵とじ

鮭はたんぱく質が多く含まれており、ほうれん草の鉄分でおいしい母乳のできあがりです。

作り方は鮭の皮は取って食べやすい大きさに切っておきます。
ほうれん草も同じく食べやすい大きさにカットしておいて下さいね。

中華スープの素(鶏がらスープの素でもOK)と薄口しょうゆを適量のお湯で煮立てて、鮭とほうれん草を入れていきます。
鮭に火が通ったらとき卵を加えてとじます。
最後に水溶き片栗粉でとろみをつけてごま油を少したらせば出来上がりです。
ごはんの上に乗せても美味しいです。

コツはたくさん作って、次の日の自分のお昼ご飯にしてしまうことです。
お昼は赤ちゃんと2人きりなので、ゆっくり過ごしたいですよね。
そのためにはぜひ前日の夜にたくさん「つくりおき」しておくことをおすすめします。

迷った時は和食を選択

家で「今日は何を作ろうかな~」と迷った時にはもちろん、外食時にも迷った時には和食を選ぶようにして下さい。間違いないです。

気にし過ぎないことも大切

母乳育児中は、ママの食べたものがそのまま赤ちゃんの栄養になるために過敏になり過ぎてストレスを感じることがあるかもしれません。
しかし「あれもだめ、これもだめ」としてしまうと、母乳にもよくありませんので、母乳に良い食材を意識的に摂取しつつ、たまにはご褒美としてマクドナルドのセットやアイスクリーム位食べてもいいんじゃないかな、と私は思っています。

母乳育児のストレス

母乳育児をしているとストレスが溜まります。
はい、そうなんです。私も3人母乳で育てたので分かります。
お酒は飲めない、食べ物も妊娠前のように、好きなものを好きなだけは食べられない。

小さなことと思われるかもしれませんが、母乳育児をすることで、多少なりともストレスがありました。

だけどそれ以上に母乳育児にはメリットがあると分かっていたので、私は最後までなるべく楽しんで母乳育児を続けきたつもりです。
山あり谷ありですけど、そう言ったストレスとも上手に付き合いながら、母乳育児を進めて行って頂けたらと思います。

まず1番はこれじゃないでしょうか。笑
もうね、本当に口を出してきます。
上記でもたくさん愚痴らせて頂きましたが、私の場合はお義母さんからの

「おっぱい足りてないんじゃない?」攻撃が本当にひどかったです。

だけどね、旦那には言えないんですよね。
やっぱり誰でも自分の母親のことを悪く言われるといい気はしませんものね。
そしてお義母さんにも言い返せない。本当に悪循環な毎日でした。

結局私は距離を置きましたが、お義母さんは多分自分の何が悪かったのか分かっていなかったと思います。
だって義妹に同じことを言ってましたから。
多分自分がひどいことを言っているって自覚がないんだと思います。

他にも
「おっぱいしか飲ませてもらえなくてかわいそうね~」や「赤ちゃんってもっと太っててもいいんじゃない」など、やんわりとミルク足したい攻撃がありました。
お義母さんはきっと赤ちゃんを自分の胸に抱いてミルクをあげたい気持ちがあったんだと思います。

普段はとっても良いお姑さんだっただけに、孫フィーバーのお義母さんの気持ちが分からずに当時は本当に苦労しました。
だけど私にも息子がいますが、息子のお嫁さんには絶対におっぱいのことで口出しはしないでおこうと今から心に決めています。

解決策はとにかく「スルー力(りょく)」。
可能であれば「正論を言い返す」。
どちらも無理であれば「距離を置く」。
これが1番じゃないかと思っています。

過食

おっぱいをあげているとお腹が空きますよね。
私の場合は特に夏場だったので、喉が渇く+お酒を飲めないのでお昼から夜にかけて毎日炭酸飲料水を500mlは飲んでいました。

他にもおやつにアイスクリームを食べたり、お昼ご飯にはマクドナルドのセットを食べたり。。。
本当に過食だったと思います。
それでも体重は増えないんですよね。
栄養は赤ちゃんにぜーんぶ持って行かれている感じがしました。

なので私のように欲望のままに、はいけませんが、3食のごはんを食べ過ぎてしまったりする分には全く問題ないんじゃないかと思います。

授乳中は1日3食では足りませんからね。
15時頃におやつとして、おにぎりを食べたりおせんべいを食べたり、たまにはコンビニスィーツを食べたりするのもいいと思います。

しかしあかちゃんがおっぱいを飲んでくれなくなるような場合には注意が必要です。
おっぱいが美味しくなくなったせいかもしれませんので、事前に食べたものを思い出してみて下さいね。
そして次もその食べ物を食べた後に赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれなかった場合は、ほぼ間違いなくその食べ物が原因だと思って良いでしょう。

そしてそんな時には搾乳したり、おっぱいを冷やしたりとおっぱいケアをしてあげて下さい。
たくさんおっぱいの出る方には搾乳機もおすすめです。私
は手動の搾乳機を1つ持っていましたが、特に下2人の時には重宝しました。

手動のものだと1つ5000円程度で買えますよ。

母乳育児をしていて風邪をひいてしまった場合

母乳育児のピンチの1つが、ママの体調不良ですね。
育児や家事でママには24時間ほとんど休みがなく、疲れがたまっていると分かっていても、なかなかゆっくり休むことができません。

風邪などの体調不良はもちろん、熱があっても赤ちゃんは大人しく待っていてはくれません。
それでは風邪は母乳を通して赤ちゃんには移らないのでしょうか?

母乳を通して赤ちゃんには移らないの?

お母さんの母乳中に含まれてしまうウィルスは「HIV」などのほんのわずかなウィルスです。
風邪などのほとんどの病気の場合は、授乳を中止する必要はありませんので安心して下さいね。

逆に母乳はウィルスと戦う抗体を、赤ちゃんに届ける役割があります。
例えママが風邪をひいていても、ママの体の中で作られた抗体が、母乳を通じて赤ちゃんに届けられるため、赤ちゃんにママの風邪が移ってしまった場合でもひどくらなずに済みます。

ただしママは極力赤ちゃんに風邪をうつさないように、赤ちゃんへの授乳の前には手を洗ったり、マスクをしたりと予防対策はしてあげて下さいね。

授乳中は風邪をひきやすい

授乳中は確かに風邪をひきやすいんですよね。
だって毎日献血しているようなものですから。
余談ですが私は献血が大好きなのですが、献血をするとその後必ず風邪をひいていました。(笑)

お薬について

ママの飲んだ薬は、母乳を通して赤ちゃんにも届きます。
特に市販のお薬は母乳に影響があるかどうか分かりにくいものが多いので、なるべく病院で「現在授乳中」であることを伝えて、授乳中でも服用できるお薬を処方してもらいましょう。

意外にも妊娠中や授乳中に服用できるお薬はたくさんあります。

私のおすすめは上記でも少し触れました「葛根湯」です。
葛根湯は漢方薬で妊娠中でも授乳中でも安心して飲めるお薬になります。

風邪のひきはじめはもちろん、乳腺炎や肩こりにも効果がありますので、1つ家に置いておくと安心です。
私は子どもを産むまで飲んだことがありませんでしたが、子どもを産んだ後は、数えきれないくらこの葛根湯にお世話になりました。

病院に行く目安

これには本当に個人差があります。
言えることは日常生活に支障がでるようになってきた場合は、病院でご自分に合ったお薬を処方してもらうことをおすすめいたします。

それでなくてもママは毎日お疲れですので、風邪をひいてしまった場合にはお薬に頼ることも必要です。
そしてパパや周りに頼れる人がいるならぜひ頼って下さい。
夜ご飯を買ってきてもらったり、赤ちゃんを1~2時間見てもらったり。
その間にゆっくりと休むことをおすすめします。

まとめ 母乳育児はママから赤ちゃんへ栄養を送り届ける大切なもの

今回は「母乳育児」に関してまとめてみました。

長い妊娠期間を終えて、やっと赤ちゃんが誕生した時の感動と喜びは言葉で言い表すことができない感情です。
しかし嬉しい気持ちと同じくらい、不安でいっぱいなママも多いのが現実です。

出産後に待ったなしではじまる授乳は、はじめのうちは特になかなか母乳がでないこともあり、ママの不安を大きくし、はじめての育児を難しくさせる要因になってしまうことも少なくありません。

赤ちゃんを産めば自然にでてくると思っていたおっぱい。
母乳育児がスムーズに進まない理由には様々なケースがありますが、心配するという気持ちは、育児をすすめていく中でとても大切な感情になります。

ただ「母乳が足りていないのかも」と心配するあまり、母乳育児を諦めてしまうことはとてももったいないことだと思います。
他にも母乳育児が上手くいかないと言う悩みは、実はほんの少しの工夫や誤解をなくすだけで解決できるケースが多いのです。

そのことを知って頂ければ、おっぱいタイムだけでなく育児そのものがもっとスムーズに楽しくなるのではないかと私は思っています。

ただここまでお話ししてきてなんですが、私個人は、確かに母乳育児は大切だけれど、母乳育児がだめならば別にミルクだっていいじゃない、と常に母乳育児に関してはゆるーく考えながら進めていました。

ですので必要であればミルクも上手に利用して頂ければと思います。
お母さんと赤ちゃんが楽しく過ごせることが1番ですからね。

それでは最後までお読み頂きありがとうございました。

参考
▶ 厚生労働省:授乳について
▶ 日本WHO協会

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