妊娠後期とは、妊娠8ヶ月から10ヶ月のことを指します。週数で例えると妊娠28週目から39週目になりますね。
赤ちゃんはお母さんのおなかの中で、骨格などはほぼ完成し、小さいお手てで「グー・チョキ・パー」などの細かい動作ができるようにまで育ってくれています。
今は3Dや4Dでお腹の中の赤ちゃんを見ることができるので、こういった動きが見られるのも、この時期ならではの楽しみとも言えますね。
私は妊娠中、何度も「妊娠中の今だけお腹の中がスケルトンのように透けて見えたらいいのにな」と思っていました。笑
この記事のもくじ
妊娠後期のママのお腹の中の赤ちゃんの様子
それでは妊娠後期は、お腹の中の赤ちゃんの様子はどうなっているのでしょう。
妊娠8ヶ月
この頃のお腹の中の赤ちゃんは、身体に少しずつ脂肪がつきはじめてふっくらしてきます。
体の筋肉も発達し、ママのお腹の中で一回転したりします。びっくりですよね。私もこの頃ちょうどエコーで診ている時に赤ちゃんがグルンと一回転して驚きました。
先生からは「元気な赤ちゃんだね!」と言われましたが、そんな赤ちゃんの動きに痛みを感じるママもいらっしゃいます。
また妊娠8ヶ月の終わりころには、赤ちゃん五感や肺機能はほぼ成熟します。肺の機能が成熟すると、子宮の外で自分の力で生きていけるようになります。
妊娠9ヶ月
個人差はありますが、お腹の中の赤ちゃんは、身長はおよそ40cm前後、体重は1500g~2000g前後にまで成長します。
34週頃になると、肺機能が成熟し、赤ちゃんが自力で呼吸をします。酸素と二酸化酸素を交換する力が十分に備わります。
多くの赤ちゃんは頭を下にした姿勢で落ち着くのですが、中には頭後上の逆子の赤ちゃんもいます。私もこの位の時は、お腹の中で赤ちゃんが頻繁にしゃっくりをしていて(またしゃっくりしてる~!)と、とても愛おしい気持ちになったのを覚えています。
妊娠10ヶ月
お腹の中の赤ちゃんは、もういつ産まれても大丈夫な状態にまで成長しています。
臨月の頃の赤ちゃんの成長は、身体に脂肪を付けることがメインで、1週間で約200gも大きくなる赤ちゃんもいます。少しずつママの子宮の下の方に降りて行き、赤ちゃんもお腹の中で出産準備をしています。
予定日の近くになると、赤ちゃんの頭の横幅はおよそ10cmにまで成長しています。
ちなみに私が1人目を妊娠している時は、36週の妊婦健診で「もう3307gもあるよ!このままだと予定日には3700g~3800gになってしまうから、どんどん歩いて予定日より早く産むようにしましょう!」と言われて、とても焦ったのを覚えています。
それから私は毎日2時間近くウォーキングしましたが、結局産まれたのは予定日を10日も過ぎた日。それでも産まれないので「陣痛促進剤」を使って産みました。痛かったなー。
妊娠後期の身体の変化とアドバイス
それでは妊娠後期のママの身体の変化はどうなっていくのでしょう。アドバイスも含めてご覧ください。
妊娠8ヶ月
子宮底辺(鎖骨の上から子宮の一番上まで)は、およそ25cmを超える程になっています。子宮はすでにスイカ程の大きさになっています。
お腹がでてくると、どうしても反り返って歩いてしまいがちですが、腰痛の原因となってしまいますので気を付けて下さいね。
またお腹の張りを感じた時には身体を休めて、お腹の張りがなくなるのを待ちましょう。可能であればソファやベッドで横になるのがおすすめです。無理をしてしまうと早産になってしまう恐れがありますので要注意です。
妊娠9ヶ月
子宮の中にある羊水の量は、妊娠30週から35週頃がピークになり800ml程になります。
お腹が大きくなるのに伴い、お腹の表面がかゆくなってしまうママさんも増える時期でもありますので、保湿をしっかりと行って下さいね。私は担当医に相談して塗り薬を処方してもらったり、市販の馬油をたっぷり塗ったりしていました。
また足の付け根や鎖骨辺りに痛みを感じる妊婦さんもいらっしゃいます。これは出産に備えて骨盤が広がっている証拠です。こむらがえりに悩まされるママもいらっしゃいます。
妊娠10ヶ月
赤ちゃんが下に降りてくることで、胃の辺りがすっきりするママさんもいらっしゃいます。逆に出産が近くなると身体がだるくなったり、食欲が落ちてしまう方もいるようです。
決して無理をせずに穏やかな気持ちで過ごすことを心がけましょう。眠りが浅くなり、夜中に目を覚ましてしまう方も多くいらっしゃる時期になります。そんな時はお昼寝をして、睡眠時間を確保しましょう。ママが眠っている間にお腹の中の赤ちゃんは成長します。
またいつお産がはじめってもいいように、遠出はなるべく控えるようにして下さいね。
それでは次に妊娠後期のおりものについてお話ししたいと思います。あまり人には聞けないデリケートなことですので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
妊娠後期のおりものについて
まず「おりもの」と言う言葉の由来について少しだけお話ししたいと思います。「おりもの」とは身体の中から「おりてくるもの」と言う意味合いから付けられました。私も今回はじめて知りましたが納得です。
通常のおりものは透明や白っぽいのが一般的で、臭いは膣内の乳酸菌による影響で、少し酸っぱい臭いがすることが多いです。
また妊娠後期や臨月は一般的におりものが増えやすい時期になります。ですが通常の透明や白っぽいおりものであれば、そんなに心配する必要はありません。
おりものは女性であれば、誰にでもあるものです。それではおりものはなぜ存在するのでしょうか。
おりものの役割
おりものの役割は、主に膣内に適度な潤いを与えて酸性に保つことになります。そうすることで外からのばい菌の侵入を防いだり、性交渉の準備、他にも妊娠しやすい状態を作っています。
排卵の時期に子宮頚管から出てくるおりものは透明であることが多く、精子の侵入を手助けする大きな役割を担っています。結果、妊娠の可能性を高める役割を果たしているのですから、女性の身体は本当に神秘的なものだとつくづく思います。
またもう一つ、おりものには大切な役割があります。それは、女性の身体の中で知らず知らずのうちに異常が起こっている場合に、おりものを通してその異常を教えてくれます。子宮や膣内で異常が起こると、おりものに血がまじったり、においがいつもと違うツンとしたにおいのおりものが出ます。後、色や量などでも異常を知らせてくれます。
ピンクや茶色の血がまじったおりものの場合
妊娠後期、急におりものが増える妊婦さんも少なくありません。
「おしるし」である場合は鮮血による赤い血がまじったおりものやピンクかかったおりもの、茶色いおりものであることが多いです。
しかし「おしるし」が来た場合でも、赤ちゃんがすぐに産まれる訳ではないので、そんなに焦らなくても大丈夫です。「おしるし」はあくまでも「そろそろ赤ちゃんが産まれますよ」と言う合図ですので、焦らずに落ち着いて出産準備の確認をしましょう。
ただし、その出血が「大量出血」や「痛みを伴う出血」である場合は、すぐに病院に電話をして指示を仰ぎましょう。
水のようなおりものの場合
妊娠後期や臨月の妊婦さんの場合は「おしるし」以外にも「破水」をする場合があります。
「高位破水」の場合、子宮口の遠い場所で卵膜が剥がれ破水している状態です。少しずつ破水したお水が出てくるので、「破水」と「おりもの」の違いに気付かない妊婦さんもいらっしゃいます。
そんな時には下記を参考にして下さい。
破水とおりものの見分け方
- 破水であれば、おりもののような粘り気はなし
- 破水であれば、酸っぱい臭いではなく、生臭いにおい
以上の2点です。
少し暖かいと感じる程度の液体が、動くたびに少しずつ出てきたり、定期的に出てくる場合には「高位破水」の可能性があります。破水すると細菌感染しやすくなりますので、すぐにナプキンや清潔なタオルを当てて、病院で診てもらうようにしましょう。
かゆみを伴うおりものの場合
破水以外にも、かゆみを伴うおりものの場合や、においがある場合、普段とは明らかに違うおりものの場合は、何らかの感染症にかかっている場合があります。
膣カンジダ症 |
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白や黄白色のお豆腐のかすのようなおりものが特徴です。外陰部に強いかゆみがあります。 |
膣トリコモナス症 |
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黄色や緑の泡の混じったおりものが出ます。外陰部にかゆみと熱っぽさが出るのが特徴です。 |
クラミジア感染症 |
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水っぽい透明なおりものなので、自覚症状がないことが多いです。 |
性器ヘルペス |
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外陰部に直径約5mm程度の水泡と腫瘍ができます。外陰部に強い痛みを感じます。 |
尖圭コンジローマ |
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膣や外陰部にトサカのような小さいイボができるのが特徴です。外陰部に痛みやかゆみを感じます。 |
上記のような感染症は、胎盤や産道を通じてお腹の中の赤ちゃんに感染する可能性がありますので、おりものの変化や外陰部に痛みやかゆみがある場合は、恥ずかしがらずに担当医や助産師さんに相談することをおすすめします。
妊娠中は様々なトラブルがありますね。それでは次も妊娠中のトラブルの1つ「胃痛」についてお話しをさせて頂きます。
妊娠後期には胃痛を感じることが多くなる
妊娠後期の胃痛の症状は、みぞおち辺りがちくちく傷んだり、ぎゅーっと締め付けられるような痛みを感じる妊婦さんが多くいらっしゃいます。
それでは妊娠後期の胃痛の原因は一体何なのでしょうか。
胃痛の原因
妊娠後期の胃痛の原因は主に下記の通りです。
ストレス |
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妊娠後期に入ると、「もうすぐ赤ちゃんに会える」喜びと同時に「無事に元気な赤ちゃんを産めるのだろうか」「陣痛の痛みに耐えられるのかな」と言った不安が、ストレスになってしまうことが多くあります。 |
胃痛の他にも下痢や便秘などのストレスの症状として出てくる場合があります。
お腹の赤ちゃんが大きくなる為 |
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妊娠後期になると、お腹の赤ちゃんはさらに大きくなり、大きくなった赤ちゃんの影響で胃が圧迫され、結果胃痛を感じる妊婦さんも多くいらっしゃいます。 また臨月に入ると、お腹の中の赤ちゃんは出産準備の為に少しずつ下の方に降りてきます。ですので胃の圧迫による痛みは減りますが、大きくなった赤ちゃんが動く事で、子宮のすぐ近くにある胃に痛みを感じることがあります。 |
感染症や病気の可能性も |
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動けないほどの激しい胃痛の場合、ウイルス性の胃腸炎や食中毒の可能性があります。加えて妊娠27週目から37週目辺りに起こる「ヘルプ症候群」や「急性脂肪肝」なども、胃痛を伴う病気の可能性がありますので、痛みが強い場合には一度担当医に相談することをおすすめします。 |
下痢や嘔吐を伴う胃痛
妊娠中は免疫力が低下しているので、上記で説明させて頂いた病気や感染症にも罹りやすくなっています。胃痛だけではなく、下痢や嘔吐を伴う場合には、「胃腸炎」や「ノロウィルス」「ロタウィルス」と言った感染力の強い病気の可能性があります。
辛い症状ですぐにでも先生に診てもらいたい気持ちは良く分かりますが、妊婦さんが多く集まる産婦人科には行かないようにして下さい。
できれば「胃腸科」や「消化器科」、「内科」と書かれた病院で診てもらうようにして下さいね。
ちなみに私は妊娠中ではありませんが、毎年子どもたちに「胃腸風邪」や「ノロウィルス」をうつされていました。涙
持論ではありますが、「胃腸風邪」や「ノロウィルス」の時に病院に行っても、他の人に移すだけだし、お薬も「ビオフェルミン」程度しか処方してもらえないので、私は病院には行かずに、ひたすら家で寝て過ごすようにしています。
「胃腸炎」に罹った最初の1度だけ、上の子を授乳中と言うこともあり胃腸科内科で診てもらいました。その時、先生に言われたのが「丸1日何も食べずに胃を休めてあげるのが、回復への一番の近道」と言われてびっくりしましたが、その言葉を今でも忠実に守り、子どもたちが胃腸風邪などに罹った時でも、欲しがるまで食べ物は与えないようにしています。
おう吐や激しい下痢の後、すぐに食べ物を与えても、胃がびっくりしてまた再びおう吐や下痢を繰り返し、結果、体力を消耗するだけになるそうです。
もちろん水分は少しずつ様子をみながら飲ませています。
ですがお腹の中で赤ちゃんがいる場合での素人判断は危険ですので、おう吐や下痢が続く場合には、担当医や胃腸科内科の病院に電話をして、指示を仰ぐようにして下さいね。
胎動による胃痛
お腹の中の赤ちゃんが元気な証拠ではあるのですが、胃を蹴られるととっても痛いですよね。だけどお腹の中の赤ちゃんは「自由人」なので、これも嬉しい痛みなのだとがまんするしかありません。
余談ではありますが、私は双子妊娠中、2人同時にお腹を蹴られることがありました。(今日はこっちの子は大人しいな)や(今日はこっちの子元気だな)とお腹の中の2人の見分けがつく程でした。今思うと本当に不思議な体験をさせて頂きました。
妊娠中に飲める胃薬もあります
上記のような、赤ちゃんん蹴られることによる胃痛には効きませんが、胃もたれや胸やけによる胃痛であれば、妊娠中でも処方される胃薬があります。
一度担当医に相談してみて下さいね。
胃痛にはお腹に優しい食べ物がおすすめ
妊娠後期に入ってくると、胃もたれや胃痛、胸やけなどのマイナートラブルが付きものです。
食事療法で少しでも楽になるのであれば、お腹の赤ちゃんの為にも、お腹に優しい食事がおすすめです。
妊娠後期におすすめの食べ物
おかゆや雑炊
具材はたまごやおねぎなどのシンプルなもので、味付けもお塩だけで十分美味しく食べられます。またおかゆの場合は、梅干しや海苔の佃煮があれば十分ご馳走ですね。バナナ
すぐにエネルギーになるバナナはおすすめです。私は出産する際、産院にも持って行きました。笑ヨーグルト
こちらもお腹の調子を整えてくれ、便秘予防にも効果があります。ホットミルク
妊娠中に積極的にとりたいカルシウムの一種です。寝る前に飲むと安眠効果も得られます。くれぐれも塩分のとり過ぎには注意して、お腹に優しい食べ物を選んで下さいね。
次に私も妊娠中に格闘した、妊娠後期の便秘についてお話ししたいと思います。
妊娠後期の辛い便秘のおはなし
「今まで便秘はしたことなかったのに」と言う方でも、妊娠するとなぜか便秘に悩まされる妊婦さんが多くいらっしゃいます。
妊娠中に便利になりやすい理由
私にも当てはまりますが、妊娠初期にはつわりのせいで、食事が少ししか食べられず排便量が少なくなり、結果、便秘になる方が多いようです。
加えて妊娠初期は「プロゲステロン」と呼ばれる黄体ホルモンが、体内で大量に分泌されます。「プロゲステロン」は筋肉を緩めて腸の運動を抑える働きがある為、便秘になりやすい状態になります。
妊娠中期に入ると、「プロゲステロン」の分泌量が少なくなり、つわりの症状がおさまる方も多い為、比較的便秘に悩まされる妊婦さんが少ない時期でもあります。
しかしまた妊娠後期になると、お腹がどんどん大きくなっていき、大きくなった子宮が腸を圧迫し、腸の容量が狭くなったり動きが鈍くなる影響で、再び便秘に悩まされる妊婦さんが多くなります。
便秘とは「3日以上便通がない状態」を指します。ガンコな便秘になると「1週間」出なかったり、ひどい人は「2週間近く」も便が出ない人がいらっしゃるそうです。
便秘になると大腸に溜まった便から、水分だけがどんどん吸い取られ便はカチカチに固くなり、より排出されにくくなってしまいます。
こうなる前に例え2~3日に一度でも、出て欲しいものですね。
便秘解消法
便秘解消には、バランスのとれた食事をとるのが一番の近道です。特にお野菜や海藻類、キノコ類、他にもさつまいもやごぼうなどの食物繊維をしっかりと取っておくことが大切です。
加えて水分も大切ですので、朝起きた時に一杯の冷たいお水や牛乳を飲むのも便秘解消には良いでしょう。
次に、当然ではありますが規則正しい生活も大切です。適度な運動をすることも便秘予防には大きな効果があります。夜更かしをしてお昼近くまで寝る、と言った生活では、排便のタイミングが上手くつかめません。
便意を感じなくても1日1回は決まった時間にトイレに行き、排便をする習慣をつけて下さいね。
食事に気を付けても、適度な運動をしても便秘が治らない、と言う方は、決して我慢せずに担当医に相談してみて下さい。妊娠中に飲める便秘のお薬もありますので。
妊娠中の便秘のお薬
実は私も、双子を妊娠中、管理入院をしている時に結構ガンコな便秘に悩まされました。
担当医からは早産防止の為に「なるべく体を動かさないように!」と指示があった為、本当に体を動かさずにいると、ばっちり便秘になりました。笑
同部屋の方も、切迫流産や双子妊婦さんの方が多く、同じ悩みを抱えている方が多くいらっしゃいました。
そして皆さん、当たり前のように妊娠中でも飲める便秘のお薬を処方して頂いてました。
便秘のお薬は、主に2種類あります。
大腸刺激性下剤(ラキソベロン、アローゼンなど) |
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依存性のある便秘薬になります。大腸を刺激し、腸の運動を活発にしながら排出させるしくみです。即効性はありますが、継続して使い続けることはあまりおすすめされていないお薬になります。 |
塩類下剤(酸化マグネシウム、マグコロールなど) |
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依存性のない便秘薬です。腸の中の水分を吸収し、便のかさを大きくすることにより、腸全体の活動が活発になり排便しやすくするしくみです。副作用の心配がない代わりに効き目も穏やかです。 |
私の場合は、便そのものをやわらかくする後者の「塩化下剤」タイプを服用していましたが、効果はイマイチでした。
それでは私のように、病院で処方された便秘薬が効かない場合はどうしたら良いのでしょうか。
便秘のお薬が効かない場合
病院で処方された便秘薬が効かないことが多々あります。
上記で説明させて頂いた「大腸刺激性下剤」を処方されていた方でも、最初は良く効いていたのに、回数を重ねるごとに効き目が弱くなり、全く効かなくなっていく場合もあります。
どちらにしても、処方してもらった下剤が効かない場合は、担当医にもう一度相談することをおすすめします。
私の隣に居た妊婦さんは、10日以上便がでなくて看護師さんに浣腸してもらっていました。妊娠中の浣腸は刺激が強すぎる為、最終手段だと言われていますが、お腹の中に赤ちゃんが居て、さらに10日分の便が溜まっている状態は、想像するだけでも苦しい状況ですよね。
浣腸をしてもらってすっきりした後も、浣腸をしてもらえずに苦しい状況でも、下記の方法もぜひ日々の生活の中に取り入れてみて下さい。
水分を多めにとる(冷たいお水や牛乳がおすすめ)
私は朝、冷たい牛乳やコーヒー、ジョアなどを飲んでいました。食物繊維を多く含む食材を積極的にとる
きんぴらごぼうやさつまいもなどをたくさん食べるオリゴ糖をとる
色んな種類のオリゴ糖が出ていますが、純度の高いオリゴ糖を選ぶようにして下さい。私は「オリゴのおかげ」と言うオリゴ糖を毎朝のコーヒーに入れて飲んでました。プルーンを食べる
便秘に良いとされるプルーンを毎朝2~3粒食べていました。プルーンは鉄分補給にもとても良い食材でおすすめです。上記の4つを心がけているうちに、私はいつのまにか便秘が解消されていました。
お薬のチカラで便秘を解消してしまうと、薬を飲まないと便が出ない、と言った状況にもなりかねませんので、なるべくお薬を使わずに排便できるようにすることをおすすめします。
お腹の張りと便秘によるお腹の張りの違い
妊娠後期はお腹が張りやすい時期でもあります。
「子宮が収縮することでのお腹の張り」と「便秘によるお腹の張り」は、異なるお腹の張り方ですが、「どちらの張りか分からない」と仰る妊婦さんは多くいらっしゃいますので、見分けるポイントをお伝えします。
- 便秘によるお腹の張りは、お腹はパンパンに膨れているが固さはない。
- 子宮収縮によるお腹の張りは、お腹がカチカチに固くなる。力を入れた筋肉を触っているような感覚。
お腹の固さによって見分けが付く、と言うことになりますので、日頃から張っていない時のお腹の固さを確認しておくことをおすすめします。
妊娠中はどうしても便秘になりやすくなってしまいます。そして便秘になると、お腹が張りやすくなります。お腹が張るとお腹の中の赤ちゃんが苦しい状態になってしまいますので、できるだけ便秘にならないよう、食生活の見直しや適度な運動を心がけて下さいね。
いつまで続くの?妊娠後期のつわりによる吐き気
一般的につわりは妊娠5週目から16週目の妊娠初期の頃に起こりやすいと言われております。
しかし妊娠後期だと言うのに、まだまだつわりの残っている妊婦さんもいらっしゃることだと思います。
実際に私も双子を妊娠している時、つわりは結局出産直前まで続いていました。ただ私の場合、起き上がれない程のつわりのピークは妊娠2か月目から6ヶ月目で終わり、その後は食べづわりでしのたで、常にお口の中にガムや飴を入れておけば、なんとは日常生活や外出などもできる程度のつわりでした。
また、今までつわりの症状はなかったのに、妊娠後期に入って急に吐き気を感じる人や、妊娠初期の段階でつわりは終わっていたのに、後期に入ってつわりをぶり返す方など、つわりは本当に先が読めません。
後期つわりの原因
後期つわりの原因は、お腹の中の赤ちゃんが大きくなり、それに伴い子宮も大きくなります。そして子宮の上にある胃が上の方に押し上げられ圧迫され、胃もたれや吐き気、胃の痛み、げっぷなどの不快な症状が出ることが多くあります。
私も妊娠後期、胸やけがひどかったのを覚えています。
食事をとらなくても赤ちゃんは大丈夫?
つわりがひどい時には、食事がとれない時もあります。母親であれば「お腹の赤ちゃんは大丈夫?」と心配な気持ちになってしまいますよね。
しかし妊娠中は、ママが食べた食事が最優先で胎盤を通して赤ちゃんに送られます。たとえつわりがひどくて食事が取れていない状況が続いたとしても、お腹の中の赤ちゃんに必要な栄養は、ママの身体に貯蓄されている栄養から胎盤を通してしっかりと赤ちゃんに届けられているので、安心して下さいね。
無理に食事をとらなくても、「食べられるようになったら食べれば大丈夫」です。
ただしおう吐がひどくて食事が全く取れていない状況だったり、水分を取っても吐き戻してしまうような状況の場合は「妊娠悪阻」と言って、つわりが重症になっている可能性がありますので、病院の担当医に相談するようにして下さい。
妊娠後期に飲むおすすめの飲み物
妊娠後期の胸やけやつわりの時に、私が実際に飲んでいた飲み物は以下の通りです。
牛乳
胸やけが少し楽になります。夜に飲むならホットミルクが安眠効果も期待できておすすめです。
ルイボスティー
妊婦さんでも飲めるノンカフェインのハーブティです。できるだけホットか常温がおすすめですが、夏場など、どうしても冷たいものが飲みたい場合は、時々コールドも飲んだりしていました。野菜たっぷりのスープ
ご自身の好きなお野菜を入れて、コンソメなどで優しく味付けして下さい。私はよく玉ねぎやベーコン、キャベツなどを入れてスープにして飲んでいました。飲むヨーグルト
カルシウムもとれて一石二鳥です。レモンスカッシュ
レモンスカッシュって美味しいのになかなか市販では売ってないんですよね。私は市販のソーダー水にレモンとハチミツを絞って飲んでいました。私のおすすめのルイボスティは「ルイボスティーを妊活中におすすめする理由!不妊改善にも効果あり?」こちらの記事で紹介しています。
妊娠後期つわりや胸やけの対処方法
つわり中や胸がムカムカする時には、以下の方法を試してみてください。
食事は腹八分目にする |
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お腹いっぱい食べたい気持ちは山々ですが、できるだけ腹八分目にとどめましょう。私が助産師さんから、1日に食べる量を普通は朝、昼、晩の3回に分けて食べますが、6回くらいに分けて食べるのが良いと教えてもらいました。 |
胃に優しいものを食べる |
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妊娠後期のつわりのほとんどは、子宮が圧迫されることによる胸やけの症状が多いです。ですので、なるべく胃に優しいものを食べましょう。キムチなど辛い刺激物や、にんにく、カレーなども避けた方がよさそうです。迷った時は和食のメニューを選びましょう。 |
食後すぐは横にならない |
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お腹が大きくなって、すぐに横になりたい気持ちになりますが、食後すぐに横になってしまうと、胸やけを起こしやすくなります。ですので食後は最低でも30分は横にならないように心がけましょう。ちなみに、私はこの頃横になると一瞬で意識がなくなってしまいました。笑 |
食後にガムを噛む |
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口の中がさっぱりします。また私は妊娠後期は食べづわりだったので、ガムをお口の中に入れておくとつわりがだいぶとマシでした。 |
眠れない場合
妊娠後期に眠れなくなってしまう妊婦さんは多くいらっしゃるようです。眠れなくなってしまう理由たくさんあります。
膀胱を圧迫されることによって頻尿になる |
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お腹が大きくなることにより、上記で説明させて頂いたように、胃と同じように膀胱も圧迫されてしまいます。ですのでトイレで目が覚めてなかなか寝付けない妊婦さんは、寝る前の水分はなるべく控えめに、そして寝る前は必ずお手洗いを済ませてから寝るように心がけましょう。 |
火照る |
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私は妊娠後期、火照って眠れなかったので、夏場限定ですがアイスノンをして寝てました。 |
お腹が圧迫される |
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妊娠後期になると、もう上向きでは眠れませんよね。クッションや枕を使って「シムス体位」で眠ることをおすすめします。私はこの方法で朝まで結構ぐっすり眠っていました。 シムス体位は「妊娠中期」の記事で詳しく説明していますので、良かったら参考にしてみて下さい。 |
お腹が張る |
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妊娠後期の妊婦さんはお腹の張りを感じることが多々あるかと思います。私は1人目の時は、ほとんどお腹の張りを感じることがありませんでしたが、2人目、3人目の双子の時は、それはそれはお腹がよく張っていました。 担当医に相談すると、張り止めのお薬を処方してもらえます。もし寝ている間にお腹がよく張るのであれば、寝る前に張り止めを飲むのもおすすめです。 (※私の場合はOKをもらいましたが、飲むタイミングは必ず担当医に相談して下さいね) |
どうしても眠れない時には、横になるだけでも身体の疲れの取れ方はだいぶと違ってきます。またもし可能であれば、お昼寝などで睡眠時間を確保するようにするのもおすすめです。
ただお昼寝し過ぎると、また夜眠れなくなる、、、と言った悪循環に陥ってしまいますので、お昼寝は長くても1時間程度にとどめるようにしておきましょう。
妊娠後期に起こる頭痛
妊娠中は色々な身体の変化がありますが、妊娠後期に起こる頭痛もその1つと言えます。
中でも妊娠後期の妊婦さんは「偏頭痛」が起こりやすいようです。
「偏頭痛」と頭の左右どちらかがズキンズキンと痛む頭痛のことです。「片頭痛」とも書くようですね。私も疲れた時や体調不良の時に、よく偏頭痛になるのですが、地味に痛いんですよね。
痛みが出るのは主に左右どちらかですが、稀に両方ともに痛みを感じる場合もあります。痛みを感じるのは、じっと横になっている時は少なく、頭や身体を動かした時に感じられることが多いです。
痛みに弱い私は、すぐに「ロキソニン」や「カロナール」を飲んで対処しますが、妊婦さんでも飲める薬はあるのでしょうか。
妊娠後期の妊婦さんでも飲めるお薬はあります
妊娠中のお薬は危険。そう思っておられる妊婦さんは多くいらっしゃるかと思います。しかし産婦人科や病院でお腹に赤ちゃんがいることを伝えたうえで処方されるお薬は、安全性が高いお薬になります。
お腹の赤ちゃんを思うがあまり、お薬のリスクを必要以上に怖がって飲まないでいると、頭痛やその他の病気が思った以上に長引いてしまい、結果、お腹の中の赤ちゃんに悪影響を与えてしまうことも考えられます。
ですので、頭痛やその他、体のコンディションが悪い時には、担当医に相談し、妊婦さんでも飲めるお薬を処方してもらいましょう。
妊婦さんの3人に1人は貧血やめまいの症状があります
妊娠前はそんなことなかったのに、妊娠してから「ちょっと体を動かしただけで心臓がドキドキする」こんな症状ありませんか?
他にも「朝、パッと起きられなくなった」や「倦怠感が抜けない」「身体がだるい」などは貧血のサインである場合が多くあります。
妊娠中期以降は貧血になりやすい状態ですので、妊娠初期、中期、後期の血液検査をしっかりと受けて、必要であれば、鉄剤を処方してもらうようにして下さい。
私も妊娠中「テツクール」と言う鉄剤を処方されました。「鉄を作る」と言う意味ですよね。同じ鉄剤を処方された妊婦さんとそれを知って笑ってしまいました。
そして2回目の双子妊娠中は、ヘモグロビンの数値が著しく低く、妊娠9ヶ月目頃からは、毎日点滴の中に鉄剤を入れてもらっていました。しかし、それでもよくならず、ヘモグロビンの数値は低いままでした。結果、双子を出産する1週間前からは、毎日とても濃い鉄剤を点滴からではなく、直に腕に針を刺して(これが10分程続き動けなくて辛い。。。)入れてもらっていました。それでも良くならずに、双子出産時のオペは輸血しながらのオペとなりました。
決して脅かす訳ではありませんが、実際にこう言ったことも起こり得ます。血液はママにとってもお腹の中の赤ちゃんにとっても、とても大切なものになりますので、妊娠中からしっかりと貧血予防を心がけて下さいね。
鉄分を多く含む食べ物
身体への吸収が良い鉄分は動物性の食品です。
- 豚レバー 50g 6.5mg
- 牛もも肉 50g 0.7mg
- めばちまぐろ 80g 1.1mg
- あさり水煮缶 30g 11.3mg
- 豆腐 100g 0.9mg
- ほうれん草 100g 2.0mg
- 小松菜 150g 4.2mg
- 枝豆 100g 2.7mg
- 乾燥ひじき 5g 2.8mg
- プルーン 60g 0.6mg
私は便秘対策も兼ねて、乾燥したプルーンを毎朝3~4粒食べていました。豚肉や納豆、ほうれん草やお豆腐も意識的に食べていましたが、お腹の中に2人赤ちゃんがいると、とてもじゃないけど追いつけなかったようです。
鉄分を上手にとる4つのポイント
- 鉄分を多く含む食品を意識的に摂取する
- ヘモグロビンの材料となるたんぱく質や葉酸、ビタミンB1をしっかりととる
- 鉄分の吸収を高くするビタミンCを同時にとる
- 身体によりよく吸収するように、よく噛んで食べる
お腹が大きくなる妊娠後期の腰痛は症状が重い
腰痛は、お腹が大きくなるほど症状は重くなってしまいます。腰痛予防には、まず日常生活でなるべく腰に負担のかからない姿勢をとるように心がけるようにしましょう。
またエクササイズやストレッチなどで筋肉を鍛えたりほぐしてあげるもの効果的です。
腰痛の右側だけの痛みは水腎症?
妊娠中は腰痛になる方がとても多くいらっしゃいます。そしてその痛みが「右側だけ」である場合は、少しだけ注意をして下さい。
右側で荷物をもつクセがあったり、足を組むクセがあったり、右側にだけ負担がかかっている状態なのであれば心配ありませんが、「右側だけ」腰や背中、下腹部が痛む場合は「水腎症」の可能性が否定できません。
実は妊娠中にかかりやすい病気の1つとして「水腎症」が挙げられています。
「水腎症」とは腎臓の出口に尿が溜まることにより、腎臓が腫れてしまう状態を指します。これにより、「右側だけ」の腰辺りや背中、下腹部辺りに痛みを感じます。
「水腎症」はエコーの検査ですぐに結果がでますので、気になる方は一度病院で診てもらうようにして下さいね。
妊娠後期の腰痛対策
腰痛の辛い症状を軽くするためには、腰への負担を減らすことが一番の近道です。
日常生活の中でのちょっとした動作、立つ、座る、かがむ、寝る、などを見直してみることをおすすめします。
椅子に座るとき
背筋をしっかりと伸ばした状態で、あごをひく。足は組まない。
足を組むことで、一時的に楽になったように感じますが、骨盤から背骨全部にかけて歪みを引き起こしてしまうので、足は組まないようにしましょう。
畳や床にぺたんと座るとき
骨盤と背骨が正しい位置になる正座がおすすめですが、長時間の場合は足に負担がかかってしまうので、軽くあぐらをかくのもおすすめです。ひざを開き過ぎないように注意して下さいね。
横座りは、骨盤と背骨に一番悪い姿勢になります。腰痛を悪化させてしまうので、避けるようにしましょう。またお尻を床につけて、両足を詩都側に曲げてすわる「お嬢さん座り」も骨盤をゆがめてしまうことになりますので、避けるようにして下さいね。(私この座り方めっちゃしてました。汗)
物を拾うとき
右手で拾うときには、左足を前に出して下さい。そうすることにより、骨盤にかかる力が左右均等になります。
同じ側の手と足を同時に出してしまうと、ぎっくり腰になってしまうこともありますので、避けるようにして下さいね。
階段の上り下り
階段を上ることは足腰のとても良い運動になります。腰痛がひどい場合は避けた方が良い場合もありますが、多少の腰痛であれば、腰痛解消にも効果があります。
階段を下りる動作は足腰への負担がとても大きいです。なるべくエレベーターやエスカレーターを使うようにして下さいね。
掃除機をかけるとき
前に出した手と反対側の足を前に出すようにしましょう。
同じ側の手と足を同時に前に出すのは×です。
激痛の場合
妊娠中、腰痛が悪化して日常生活に支障をきたす程の激痛がある場合は、必ず担当医に相談するようにして下さいね。
病院によっては、骨盤ベルトを処方してくれたり、病院を紹介してくれたりします。
また夜寝る時には、上記でご紹介させて頂いた「シムスの体位」で寝るようにしてみて下さい。腰痛がある方には特におすすめの睡眠方法です。
仰向けで寝るのは腰痛をさらに悪化させてしまいますので厳禁です。枕が高すぎるのも腰への負担がかかるためおすすめできません。ベッドマットやお布団はなるべく固めのものを選びましょう。
朝起き上がる時にも、上半身のチカラだけで起き上がろうせずに、腕も使って起き上がるようにして下さいね。なるべく腰に負担がかからないようにして下さい。
おすすめの腰痛解消エクササイズ
ご自宅で手軽にできるエクササイズを紹介させて頂きます。焦らずにゆっくり、のんびりとした気持ちで行って下さい。また腰の痛みがひどい時にはおすすめできませんので、ご自分の身体と相談しながら行って下さいね。
開脚+屈伸
- つま先を立てた状態で、両足を開いて床にぺたんと座る
- おへそから床に近づけるイメージで、おへそ→胸→顔の順番で上体をゆっくりと倒していく
- 無理をせず、自分が気持ちいいと感じるところまで上体を倒していき、そこでストップする
四つん這いのポーズ
- 両手と両ひざをついて四つん這いになる
- 手は肩幅に開いて、足は骨盤の幅程度に開く。この時ひじは曲げないように注意
- 腰、背中、首の順番で背中を丸める
背中のブリッジ
仰向けに寝て、ひざを曲げて立てる
背中は床に付けたままの状態で、お尻を持ち上げる
下半身をひねる
- 仰向けに寝て、手足をまっすぐに伸ばす
- 上半身はそのままの状態で、腰を左側にひねる
- 右足を身体の左側の床に付けて、10秒間がんばってキープする
- 右足を元に戻し、左足を同じ要領で右側の床に付けて、10秒間キープする
妊娠後期になりやすい足のむくみ
妊娠中の足のむくみは、少し前までは「妊娠中毒症」が心配されていました。
しかし国際的に「妊娠中毒症」が「妊娠高血圧症候群」と名前を変更してからは、名前通り「高血圧」が主な症状になりますので、たんぱく尿のむくみや、むくみだけの状態では「妊娠高血圧症候群」とは言わなくなりました。
それでは一体なぜ、妊娠中はむくみが起きやすいのでしょうか。
妊娠中のむくみはママの血液量が増えることが主な原因です
むくみとは、一般的には塩分や水分をとり過ぎたり、運動不足もむくみの原因となる、と言われています。
妊娠中、妊婦さんがむくみやすくなる原因は、ママの身体からお腹の中の赤ちゃんに届ける血液の量が増えることにより、体の中の水分量が増えるのが原因です。
だいたい妊娠12週目頃からママの血液の量は増えていき、妊娠30週目がピークとなります。妊娠前と妊娠30週目の血液の量は約1,4倍ともいわれているので驚きますよね。
私は出産時、2940mlの大量出血を起こしたのですが、きっと妊娠中だから無事だったんだと、このことを知って思いました。
ですので妊娠中は、ある程度のむくみは許容範囲内ですが、「高血圧」と診断されている場合には注意が必要です。
それでは次はに、妊婦さんでもできるむくみのおすすめの解消法をご紹介したいと思います。
妊娠中のむくみ解消法
足を少しだけ高く上げる
クッションや椅子、枕などを上手に使って、夜寝る時や、床にぺたんと座る時、ソファに座る時など、少しだけ足の高さが高くなるように調整してみましょう。
足の血流が良くなり、むくみ解消につながります。
足を暖める
私は妊娠中、靴下を3枚履きしていました。笑 冬場はもちろんですが、夏場もエアコンなどの影響で足が冷えてしまうことが多くあります。
そんな時には、靴下やレッグウォーマーなどを使って足を暖めてあげるようにして下さいね。
また時間に余裕のある方には「フットバス」もおすすめです。
マッサージをする
マッサージをして、足の血流をよくすることで、むくみも幾分マシになります。ただ妊娠後期に入ってくると、妊婦さんが自分の足をマッサージするのは難しくなってくるので、ぜひ旦那様にマッサージしてもらって下さい。
足の裏を押してもらうだけでも、とても気持ちが良くむくみ解消にもつながります。
塩分摂取を控える
妊娠中はなるべく塩分を抑えるように心がけましょう。人の身体は、塩分に含まれる「ナトリウム」の濃度を一定に維持しようとする機能があります。ですので必要以上に塩分をとり過ぎてしまうと、「ナトリウム」の濃度を薄くしようとし、水分を体内に多く取り込んでしまい、結果「むくみ」となってしまうのです。
なるべく薄味を心がける、お漬物にはお醤油をかけない、など、私も妊娠中に助産師さんから口が酸っぱくなるほど言われた言葉ですが、皆さんにもお伝えさせて頂きますね。
また余分な「ナトリウム」を身体の外に出してくれる作用があるのが「カリウム」になります。「カリウム」を多く含む食品を摂取することで、むくみ解消にも効果がありますので、ぜひ下記の食べ物を積極的に摂取するようにして下さい。
カリウムを多く含む食材
- 納豆
- とうもろこし
- バナナ
- メロン
どれもスーパーで手に入る食材ですね。
ウォーキングもおすすめ
妊娠後期に入ってくると「どんどん身体をうごかして下さい」と言われる妊婦さんも多くいらっしゃるかと思います。
私も妊娠初期から中期にかけてはつわりなどの関係で、あまり積極的に身体を動かすことができませんでしたが、後期はとにかく歩きました。笑
歩く事で、ふくらはぎにある「ポンプ機能」が働き、足のだるさやむくみを解消してくれます。
ただし決して無理はなさらずに、担当医や助産師さんと相談しながらウォーキングをするようにしましょう。
むくみによるかゆみ
とっても良く分かります。
私も妊娠中は、ちょうど冬場と言うこともありかゆみがひどかったです。そんな時はぜひ担当医に相談してみて下さい。妊婦さんでも安心して使える保湿ローションやクリームを処方してもらえます。
また私は市販の馬油も愛用していました。馬油は赤ちゃんがお口にいれも安心な物ですので、子どもが産まれてからも愛用しています。
むくみがひどくなると入院することもあるの?
「妊娠高血圧症候群」は、症状がほとんどないうちに進行し、突然発症する、ということもあります。
「むくみ」と「妊娠高血圧症候群」ってどんな関係があるの?と思われる方もいるかもしれませんので、簡単に説明させて頂きますね。
「妊娠高血圧症候群」とは、「妊娠20週目以降、分娩12種目までに高血圧が見られる場合」もしくわ、「高血圧に加えてたんぱく尿を伴う場合」に「高血圧症候群」と診断されます。
「妊娠高血圧症候群」がひどくなると、胎児の発育が遅れたり、常位胎盤や早晩剥離と言った、お腹の中の赤ちゃんに栄養が行きわたらなくなる症状が現れたりします。
また赤ちゃんの心拍数が減少したり、胎児仮死などの状況になると、すぐさま赤ちゃんをお腹の中から出さないといけなくなり、緊急帝王切開術が必要になる場合も多くあります。
むくみだけで入院になることはありませんが、むくみに合わせて「血圧が高い」と言われている妊婦さんは注意が必要と言えます。
寝ても寝ても眠い妊娠後期のねむけ
妊娠すると夜しっかりと眠っているのにも関わらず、お昼間ねむけに襲われる妊婦さんも多くいらっしゃいます。
なぜ妊娠すると眠くなるのでしょうか。
眠い理由
妊娠すると「プロゲステロン」と言うホルモンの変化で、眠気を感じやすくなります。ホルモンの他にも、妊娠後期はお腹もどんどん大きくなり、ちょっとした家事や買い物に行くだけでもいつも以上に疲れてしまいます。さらに加えて夜も大きなで寝苦しさを感じることも多くなります。
そう言ったことが積み重なり、妊娠中は「寝ても寝ても眠い!」と訴える妊婦さんが多くいらっしゃるようです。
実際に私も寝ても寝ても眠い妊婦でした。
これが上の子を妊娠している時は、主人は仕事で昼間は私1人家に居たので、誰にも文句を言われずに、眠い時に寝させてもらっていましたが、下の子達を妊娠した時には上の子を放ってお昼寝してもいいのかどうか最初のうちは迷いました。
眠い時には上の子と一緒にお昼寝しましょう
私は下の双子達を妊娠している時、上の子はまだ3歳なりたてでした。なのでお昼から1~2時間ほど上の子と2人でしっかりとお昼寝させてもらってました。
もし上のお子さんがもっと大きなお子さんで、お昼寝しないのであれば「今から1時間だけお昼寝させてね」と言って、その間だけは好きなDVDやゲームをしてもOKな時間にしてあげましょう。
実際、未だに私はお休みの日、下の双子達と一緒にお昼寝をしています。上の子には「好きなことしてていいからね」と言っておくと、1人で工作をしたり、DVDを見たり本を読んだり、賛否はありますがyoutubeを見たりと自分の時間を楽しんでいるようです。
眠れない
眠くて眠くて仕方ないのも困りますが、疲れているのになかなか眠れないのも困りますよね。
眠れない時は、横になるだけでも疲れは取れるので「眠れなくてもいいや」と言う気持ちで、横になることも1つの方法です。
そして運動を禁止されていない妊婦さんは、ぜひウォーキングなど身体を動かすことをおすすめします。
妊娠後期、私はよく1つ先の駅を目指して歩いていました。そしてそこでご褒美の何かを買ったり食べたりして、また歩いて家まで帰ってきていました。時間にして、往復で2~3時間程です。運動にもなるし、いい刺激にもなり、とても楽しい時間でした。
後はゆっくりお風呂につかって、お腹の赤ちゃんにたっぷり話しかけてあげて下さい。
寝る前のホットミルクもおすすめです。
「早く寝ないと!」と思うと余計に眠れなくなってしまうことがありますので、なるべくリラックスした気持ちで過ごすように心がけて下さいね。
いかがでしたでしょうか。女性の身体は妊娠することにより様々な変化があるのが分かりますね。その変化も人それぞれです。必要以上に回りの方と比較する必要はありません。
妊娠、出産と言うとても神秘的な経験をかみしめながら、1日1日を大切に過ごして下さいね。
決して無理はせずに、不安に思うことがあれば、いつでも担当医や助産師さんに相談するようにして下さい。
元気な赤ちゃんに会えますように。心からお祈りさせて頂きます。
だんだんと大きくなってくるお腹の中に愛しい赤ちゃんがいると思うと胸が熱くなりますね。お腹が急激に膨らむと、妊娠線(肉割れ線)が出来る可能性も高まります。妊活中の早い段階から妊娠線のケアを心掛けて、妊娠中~産後まで質の良い(ターンオーバーを促す成分などを含んだ)妊娠線ケア専用のクリームを使用してください。
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