こんにちは。
子宝ちゃんねるのライターのぞみです。
赤ちゃんが欲しくて妊活を続けているのに、なかなか妊娠しないのはどうしてだろう。もしかして不妊症かも?
などと1人で考え込んでしまい、ぐるぐると不安な気持ちになるのは赤ちゃんを望む女性にとって仕方のないことだと思います。
卵管が閉塞したり癒着したりしてると、卵子や精子そして受精卵の通り道である卵管がふさがれてしまいますので、自然妊娠は難しくなってきてしまいます。
現在、女性不妊のおよそ3割が卵管が閉塞していることが原因と報告されています。
当時不妊治療をしていた私も卵管閉塞の検査の1つである、卵管通水をしてもらいましたが、結構、、、いやかなり痛いんですよね。
そこで今回は、そもそも卵管とはどんな働きをしているの?から、卵管の検査ってどうするの?そして万が一卵管閉塞と診断されたらどうしたらいいの?など、卵管閉塞について詳しく分かりやすくお話ししていきたいと思います。
興味のある方はもちろん、妊活中の方はぜひ!大切なことなので最後までお付き合いください。
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この記事のもくじ
妊娠するためにも重要な卵管の働き
まず最初に、卵管は妊娠するためにどのような働きをしているかにについて分かりやすく説明させて頂きます。
卵管は女性生殖器の1つで、卵巣と子宮をつなぐ管になります。長さがおよそ10cm、内経は狭いところで1mm程度しかなく、形はラッパのような形で、とても繊細な細い管になります。
このたった10cmの管の中で卵子と精子が出会いますので、妊娠にとってとても大切な器官であることは言うまでもありません。
しかし、なんらかの原因により卵管が詰まってしまうことがあり、その状態を卵管閉塞と言います。
卵管には主に5つの働きがあり、その内1つでもきちんと機能していないと、自然に妊娠する確率は限りなく0に近づいてしまいます。
それでは卵管の具体的な働き5つについてお話ししたいと思います。
1.卵子を取り込む役割
毎月1回、卵巣から排卵された卵子は、卵管の先っぽにある「卵管采」と言う部分でキャッチされます。
しかし卵管采が炎症を起こしている場合には、卵子を上手に捕まえることができずに妊娠することができません。
処置方法として、現在は排卵誘発剤を使用し、卵胞液を増やすことで卵子をキャッチする確率を上げる、と言った方法があります。
2.卵子と精子の受精する場所
無事に卵管采でキャッチされた卵子は、卵管膨大部と呼ばれる卵管内で精子が来るのを待ちます。一方卵管の中に無事にたどり着いたした精子は、卵子に向かって一生懸命泳いできます。
卵子と精子は一対一で受精するので精子の数はせいぜい10個もあれば十分、と思われがちですが、実は1回の射精で出る精子の数はおよそ1億個。
そして卵管膨大部までたどり着く精子は100~1000個にまで減ってしまいます。その中からたった1つの精子だけが卵子の中に入り込むことができるので、思った以上にたくさんの数の精子が必要となります。
3.精子を運ぶ役割
精子は卵管の中を通ることで、卵管上皮から分泌されるたくさんの物質により、活性化されると言われております。
言い換えると、精子は卵管を通ることで、より良い状態を保っていると言うことになります。
4.受精卵を育てる役割
卵管の中にある膨大部で無事に精子と受精した卵(胚)は、子宮に到着した時には排卵胞に成長しています。
成長には卵管上皮から分泌される成長因子がとても重要な働きをしています。ですので卵管上皮が傷害されている場合には、胚へと成長する物質が不足してしまい、妊娠する確率が減ってしまいます。
5.胚を運ぶ役割
胚は成長を繰り返しながら子宮に向かって進んでいきます。
この時、卵管内に炎症があり狭くなっていたりくっついている部分がある場合には、スムーズに胚が進めずに正常な妊娠ができにくくなってしまいます。
いかがでしょうか?長さたった10cmの卵管ですがこんなにたくさんの働きがあったんですね。
この5つの働きが正常に作用していないと、自然に妊娠することは難しくなる、と言うことがお分かりいただけたでしょうか。自然妊娠を希望する方にとっては、卵管はとても大切な場所になりますね。
それでは次に、卵管閉塞について詳しくお話ししたいと思います。
妊娠できなくなる?卵管閉塞について
まずは卵管閉塞とはどのような状態なのかを正確に知っておくことが大切です。
卵管閉塞の症状
卵管閉塞とは、卵管が炎症などを起こしていることが原因で、詰まっている状態をさします。
自覚症状はほとんどありませんので、クリニックなどで卵管の検査を受けてはじめて卵管閉塞であることを知らされる方が多いのが現状です。
卵管は左右に1つずつあり、左右共に閉塞している場合には「両側卵管閉塞」と診断され、治療をしない限り自然に妊娠する確率はありません。「完全不妊」とも呼ばれております。
しかし左右どちらかの卵管が通っている場合には、自然に妊娠する確率があります。
卵管閉塞によく似た病気、卵管狭窄
卵管閉塞と良く似た病気に「卵管狭窄(らんかんきょうさく)」と言うものがあります。
こちらは卵管が完全にふさがれているのではなく、非常に狭くて通りにくい状態を指します。ただ狭くても卵子と精子が通ることができれば自然妊娠は可能になります。
しかし気を付けなければならないのは、卵子と精子がせっかく出会って受精卵になったとしても、卵管狭窄の場合、卵管内が細くなっているために受精卵が子宮にきちんと移動できないまま、卵管に着床してしまう「子宮外妊娠」の可能性がありますので、注意が必要です。
卵管閉塞に良く似た病気、卵管水腫
卵管閉塞と良く似た病気のもう1つに「卵管水腫」があります。
卵管水腫は卵管の中が感染症などの原因により炎症が進み、膿やお水が溜まった状態になります。その結果、卵管はソーセージのような形にはり膨れ上がってしまいます。
卵管水腫の原因も一般的にはクラミジアなどの細菌による炎症であることが多いと言われております。
卵管閉塞の検査で卵管が通る場合もあります
卵管がきちんと通っているかどうかの検査をすることにより、詰まっていた(または詰まり気味だった)卵管がきちんと通るようになるケースもあります。
その為卵管閉塞の検査の後は、妊娠する確率が上がると言われています。
このようなメリットもありますので、医師からのすすめや必要だと思われる方は、ぜひ卵管の検査を受けてみて下さいね。
ほとんどの場合自覚症状がない
卵管閉塞の特徴の1つとして、自覚症状がほとんどの場合感じることはありません。
ただし感染症などが原因の場合はおりものの量が増えたり下腹の痛みを感じる場合があります。しかしいずれにせよ、卵管の検査を受けない限りは卵管がきちんと機能しているかどうかは分かる術はありません。
それではなぜ卵管閉塞になってしまうのでしょうか?
卵管閉塞の原因についても、合わせて把握しておいてください。
妊活時から頭に入れておきたい卵管閉塞の原因
冒頭でもお話しさせて頂きましたが、卵管の異常は現在とても多く、女性側の不妊原因のトップを占めています。
卵管はとても繊細な働きを持つ、言うならばガラス細工のような臓器になりますので仕方のないことなのかもしれません。
卵管閉塞になってしまう主な原因は以下の通りです。
卵管炎
性交渉の際などに女性の膣や子宮の中に入り込んでしまった病原菌が、卵管内やその周りで炎症を起こしてしまうと、柔らかくて繊細な卵管は閉塞してしまったり、絨毛が無くなってしまったりします。これを「卵管炎」と言います。
卵管炎がさらに進行し、下腹辺りまで炎症が広がってしまうと「骨盤腹膜炎」になってしまいます。
この場合の病原菌の多くが「クラミジア」で、他には淋菌や大腸菌、マイコプラズマになります。
「クラミジア」という言葉は、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
クラミジア
クラミジアとは細菌とウイルスの中間を位置する微生物です。
性交渉を通じて感染し、クラミジアに感染すると、卵管内や子宮頚管、またはその周りに炎症を起こし、症状が進行することで卵管閉塞や癒着と言った症状を発症します。
女性の場合の自覚症状は、おりものが増える、下腹の痛みなどが挙げられます。男性側の自覚症状は尿道炎を発症すると、排尿時に痛みを感じることがあります。
思い当たる症状がある方は一度クリニックで相談してみて下さいね。
子宮内膜症
子宮内膜症とは子宮内膜以外の場所に子宮内膜が出来てしまうことを指します。
また子宮内膜は子宮の内側に女性ホルモンなどの作用により成長する膜のことになります。
女性は生理が終わると子宮内膜が少しずつ厚くなっていきます。
そして排卵後、プロゲステロンと言うホルモンが加わることで、子宮内膜はふかふかなベッドのような存在になります。ふかふかなベッドになると受精卵は着床しやすくなります。
このことからも女性の体は本当にすごいな、と思います。
そして妊娠に至らなかった場合には、ホルモンの分泌が減少し、子宮内膜が剥がれ落ちることで出血し生理がきます。
しかしこれが子宮内膜ではなく、時々卵巣や卵管などの場所でできることがあり、その場合も上記と同じくホルモンが増えることで厚くなり、そしてホルモンが減少し剥がれ落ちることになります。
このようなことが毎月行われてしまうと、炎症が起こる、またはその周りの組織が癒着をしてしまうことがあります。
その結果、卵管閉塞などの症状を引き起こしてしまいます。
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自覚症状がほとんどない卵管閉塞ですが、検査はどのようなものがあるのでしょう?
健康的妊娠のために早目に実施したい卵管閉塞の検査
卵管閉塞の検査は一般的には赤ちゃんを希望している女性の方には比較的早めに行われる検査になります。
理由はいくらしっかりと基礎体温表を付けて、排卵日辺りに夫婦生活を持ったり人工授精を行っても、卵管が詰まっていると、卵子や精子、そして受精卵が通ることができませんので妊娠に至ることはないためです。
卵管の検査にはいくつか種類がありますので、下記を参考にしてみて下さいね。
卵管通水
卵管の詰まりを確認するための、一番かんたんな検査になります。
その名の通り、生理食塩水を腹腔内に注入し、入った食塩水の量で詰まり具合を判定します。
下記でご説明する卵管造影検査に比べると検査時間は短く済み、痛みも軽いのが特徴です。
また造影剤のアレルギーがある方でも受けることができます。しかしどのあたりが閉塞しているのかなどの閉塞場所までは分かりません。
卵管通水検査の後には上記でも説明させて頂いた通り、検査後に卵管の通りがよくなり、妊娠しやすくなると言われております。
卵管通気
卵管通水と良く似た検査になります。
卵管通気の検査では炭酸ガスをカテーテルを用いて腹腔内から送り出し、子宮の中の圧力を測定することで卵管の詰まり具合を検査します。
本来であれば一定であるはずの圧力が上昇することで、卵管の通りが良いか悪いかを判断します。
そして卵管通気の検査も、検査後は卵管の通りが良くなり妊娠しやすくなると言われております。
卵管造影
白く映しだされる造影剤は子宮から卵管を通り、腹腔内に流れる様子で、子宮のカタチや卵管内の様子を確認することができる検査になります。
また卵管造営の検査では、卵管の詰まり具合や閉塞している場合は位置まで知ることができます。
検査にかかる時間はおよそ10分程度です。
造影剤を注入する際には痛みを感じる方が多いので、鎮痛剤として膣座薬などが使用される場合があります。造影剤はゆっくりと時間をかけて体内に吸収されることから副作用は起こりにくいのですが、アレルギーのある方は注意が必要です。
卵管造営の検査も上記2点の検査と同じく、造影剤を卵管内に流し込むことにより卵管が広がり、検査後に卵管の通りが良くなり妊娠しやすくなる場合がありますので、比較的痛みを感じる検査にはなりますが、やってみる価値は十分にあるかと思います。
以上が卵管閉塞の検査になります。
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では実際に検査を行った結果、卵管閉塞と診断された場合はどうしたら良いのでしょうか?
治療すれば妊娠を諦めなくて済む!卵管閉塞の治療方法
ここからは卵管閉塞と診断された場合の治療方法についてお話ししたいと思います。
卵管閉塞と診断されてもきちんと治療や手術をすることで自然妊娠が可能になりますので、ぜひ前向きに考えて頂ければと思います。
卵管鏡下卵管形成術(FT)
卵管鏡下卵管形成術と難しい名前にはなりますが、手術の流れとしては、細い内視鏡がついたカテーテルを膣から子宮に挿入します。
卵管の入り口に近づくと、カテーテルの先にある伸びる&弾力のあるバルーンを伸ばしながら卵管の中に入れていきます。
カテーテルに設置されているバルーンが、細い卵管を開通させ、バルーンに内蔵されている卵管鏡をカテーテルと一緒に引き戻しながら卵管の中に異常がないかを細かくしっかりとチェックしてきます。
卵管鏡下卵管形成術のメリットは
- 開腹手術ではないので身体に負担がかかりにくい
- 全身麻酔ではなく、軽い麻酔で済むため、日帰りの手術が一般的
- 手術をすることにより、およそ90%の方が卵管の通りが良くなる
- 術後は自然妊娠の確率がアップする
- 健康保険が適用できる
卵管鏡下卵管形成術のデメリットは
- 手術の後、1~3ヶ月以内におよそ1割の確率で再び卵管閉塞になってしまう場合がある
- 卵管采や卵管周辺が癒着している場合は、こちらの手術では対応できませんので、腹腔鏡下手術の併用が必要になる
- 手術費用が高額になる場合が多い。
片側手術の場合:およそ15~20万円
両側手術の場合:およそ30~40万円
※金額はクリニックにより違いがあります。
しかしこちらの手術は高額医療の対象となりますので、実際に支払って頂く金額は8万円程度に抑えられることが多くなります。(詳しくは高額医療で調べてみて下さいね。年収などによって金額が違ってきます)
クリニックによっては、多少の違いはありますので参考程度にはなりますが、一般的にはこのような手術になります。
またこの手術を受けてから半年~1年の間に妊娠しない場合は、体外受精をすすめられることが多いのも現状です。
体外受精
両側の卵管閉塞が確認された場合には、担当医やパートナーと相談の上、体外受精を選択する方法もあります。
できれば自然に妊娠したい、と思われる方も多くいらっしゃいますが、現在産まれてくる赤ちゃんのおよそ24人に1人が、体外受精により産まれてくると言われております。
私の周りでもそうですが、「体外受精したんだよね」とお話しする方はほとんどいません。
それはまだまだ体外受精に偏見があるせいだと私は考えております。もちろん自然に子どもを授かることができればそれは一番良いことなのかもしれません。
しかしそれが無理なら医療のチカラを借りて、元気な赤ちゃんを産むのも決して間違った選択肢ではないと思います。
自然妊娠を望むのか、体外受精にステップアップするのかに正解はありませんので、ぜひご夫婦でじっくりと考えて話し合い、納得のいく答えを見つけて下さいね。
体外受精の方法は女性の体から採卵と言う方法で卵子を取り出します。
そして体外で卵子と精子の受精を成立させ、培養器の中で培養し、成長した卵ちゃんを子宮の中に戻してあげます。
体外受精が妊娠に至るまでの確率は年齢等により違いはありますが、女性の年齢が35歳の場合の妊娠率は30%~37%程度と言われております。
漢方(六君子湯)
数ある漢方の中に六君子湯(ろっくんしとう)というものがあります。
六君子湯は主に胃もたれや吐き気などの症状を緩和する漢方になり、同時に胃腸の働きを整え、疲れが取れにくい方にも処方される漢方薬です。
卵管が詰まっていると担当医から診断を受け、六君子湯を処方されて飲んでみたところ自然に妊娠することができた方が結構な数でいらっしゃいます。
もちろん六君子湯だけでなくご自分にあった漢方を服用することで、卵管の詰まりが改善される場合もあるようです。
例えば風邪をひくと鼻が詰まることがありますよね。卵管と比べると鼻の穴の大きさはとても大きいのですが、その大きな穴でも、ちょっとした菌やウィルスなどによる炎症で詰まることがあります。
しかし風邪が治ると鼻の中の炎症も消えて自然と鼻の詰まりも良くなりますよね。
ですので身体の中から調子を整えてあげるとこで、詰まっている卵管が自然に治ることもあるようです。
方法としてはお腹を温めたり、漢方のチカラを借りて詰まっている卵管の通りを良くしてあげる方法も選択肢の1つになります。
実は私も現在六君子湯ではありませんが、漢方を服用しております。
漢方は今はドラッグストアなどでも簡単に手に入りますが、できれば漢方を取り扱っている婦人科などできちんと先生とお話しをしたうえでご自分に合った漢方を処方してもらうのが一番良いと私は考えています。
保険が適用されると漢方も毎月1000円~2000円程度で処方してもらえることが多いです。(実際私も保険を適用して頂き、毎月1000円程度の負担でで1つの漢方を処方して頂いています)
私の住む田舎町でも漢方を取り扱っている婦人科がありますので、興味のある方は一度HPやお電話などで問い合わせてみて下さいね。
まとめ 卵管閉塞と診断されても妊娠は可能です。夫婦で前向きに対処しましょう
卵管閉塞と診断された場合でも、いろんな選択肢があることがお分かり頂けたかと思います。
最後に少しだけ私の体験談をお話しさせて頂きますね。
私も長い間不妊治療をしておりました。そして不妊治療をはじめた最初の頃に、卵管通水の検査を受けたことがあります。
驚かすようなことを言って申し訳ありませんが、正直、数ある不妊治療の検査の中で一番痛い検査でした。
そして検査の結果、卵管の異常は見つかりませんでした。その後の数々の検査の結果、私達夫婦は原因不明の不妊でした。
これが効くかも、これなら妊娠できるかも、と数々の治療や注射をしている時、いっそのこと悪いところが見つかってくれたらお薬のチカラや手術でワンポイントで治すことができるかもしれないのに、どうして私達夫婦は原因不明なんだろう、と何度か思ったことがあります。
だけどそんなことを思っても何もはじまらないとすぐに考えを改め、とにかく今は信頼できる先生を探して自分でもたくさん勉強をし、結果、原因不明の不妊夫婦ですが現在は3人の子宝に恵まれることができました。
私は不妊治療をしていく上で、自分が信頼できる先生を見つけることは本当に大切なことだと思っています。
そしてそれ以上に大切なのが、自分は絶対に妊娠できる、と自分自身を信じてあげること。
根拠はなにも必要ありません。ただただ自分とパートナーのことを信じる。ただそれだけです。
妊活中や不妊治療をしている期間はどうしても出口の見えない長いトンネルの中にいるような気持になってしまいがちです。
だけどまだまだやれることはたくさんあります。一通りの検査を終えて、それでも異常が見つからなかった場合や、異常が見つかって治療をしても妊娠に至らない場合。
その時はステップアップの1つとして人口受精、それでもだめなら体外受精までの道は現在の医学でしっかりと作られています。
もちろんステップアップするごとに時間やお金はたくさんかかりますが、私は自分が納得のいくまで不妊治療を続けて本当に良かったと思っています。(当時は共働きで、私はフルタイムのお仕事からパートになり、不妊治療費で貯金も一気に減りましたが全く後悔はしていません)
ですのでこれを見ている妊活中の方も、ぜひがんばって下さいね。
もしかして卵管閉塞と診断されて目の前が真っ暗になっている方もいらっしゃるかもしれませんが、原因が分かったのなら後は信頼できる先生を見つけて治療を進めるだけです。
原因が分かってラッキー!と思うようにしましょう。ポジティブに考えてなるべく楽しんで妊活して下さいね。心から応援しています!
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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